涼しくなってきたので、毎晩「湯船」につかっています。シャワーだけと比べて「ガス・水道代」はどれだけかかりますか?
配信日: 2023.10.14 更新日: 2024.10.10
湯船とシャワーについて、実際のところ水道光熱費にどのくらいの違いがあるのかを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「湯船につかる」のと「シャワーだけ」どっちが高い?
湯船につかるのとシャワーだけで済ませるのとを比較して、水道光熱費が高くつくのはどちらでしょうか。結論から言うと「使い方次第」であり、入浴にかかる時間や人数などの条件によって変わってきます。
ここでは、1人が「毎日湯船につかり、シャワーは使用しない」場合と「15分間のシャワーのみ」の場合の水道光熱費について、それぞれ細かく見ていきます。
・「毎日湯船につかる」場合
【水道代】
1リットル=約0.24円
一般的な浴槽の約8割を満たす場合に必要な水量=約200リットル
約0.24円×約200リットル=約48円
1ヶ月換算
約48円×30日=約1440円
【ガス代】
湯船の水を水温20度から45度に温める場合
1日のガス代=約54.61円(都市ガス)
1ヶ月換算
約54.61×30日=約1638.3円
「1ヶ月の水道光熱費=約3078.3円」
・「15分間シャワーだけを使用」の場合
【水道代】
1リットル=約0.24円
1分シャワーを使用=約12リットルの水量(一般的なシャワー)
15分間シャワーを使用
約12リットル×15分=約180リットル
約0.24円×約180リットル=約43.2円
1ヶ月換算
約43.2円×30日=約1296円
【ガス代】
15分シャワーを使用した場合のガス代=約87.5円
1ヶ月換算
約87.5円×30日=約2625円
「1ヶ月の水道光熱費=約3921円」
・水道光熱費の比較のまとめ
1ヶ月の水道光熱費として、毎日湯船につかる場合には約3078.3円、15分間シャワーだけ使用する場合には約3921円になりました。湯船につかるほうが1ヶ月で約842.7円安い計算になります。
シャワーの水道光熱費
では、シャワーを使う時間を15分間から10分間に短縮するとどうでしょうか。
・「10分間シャワーだけを使用」の場合
【水道代】
1リットル=約0.24円
1分シャワーを使用=約12リットルの水量(一般的なシャワー)
10分間シャワーを使用
約12リットル×10分=約120リットル
約0.24円×約120リットル=約28.8円
1ヶ月換算
約28.8円×30日=約864円
【ガス代】
10分シャワーを使用した場合のガス代=約57.5円
1ヶ月換算
ガス代は約57.5円×30日=約1725円
「1ヶ月の水道光熱費=約2589円」
シャワーの時間を10分にすると、シャワーのほうが月489.3円安くなることが分かりました。つまり、15分以上かかりそうな場合はシャワーを使わず浴槽にお湯を張って節約し、10分しかかからない場合はシャワーのみにしたほうがよいということになります。
シャワーの時間を短くするには、水を出しっぱなしにするのではなく、使わない間は水を止める習慣をつけることが大切です。節水型のシャワーヘッドを使うのもよいでしょう。節水型のシャワーヘッドに交換することで、約20~60%の節水効果が期待できるといいます。ほとんどの場合、水圧は変わらず水量が減るので、物足りなさを感じることは少ないでしょう。
ポイントをおさえて賢く入浴しよう
シャワーのみの場合でも湯船につかる場合でも「使うものを最大限に活用する」という意識が大切です。浴槽にお湯をためるなら、家族が時間をあけずに入れば、その分沸かし直しをすることなく、それぞれがあたたかい湯船につかることができます。
残った浴槽のお湯を洗濯や洗車に使ったり、食用でない植物に水をやったりすることも、結果として節約になるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー