更新日: 2024.10.10 その他家計
1ヶ月自炊したら、食器洗いにかかる水道光熱費と洗剤代はいくらになる?
当然のことですが、食器を手洗いするには、ガス代・水道代・電気代・洗剤代がかかります。せっかく自炊で食費を節約しても、食器洗いの際に多くの費用がかかれば本末転倒です。
そこで今回は、食器洗いにかかる光熱費と洗剤代を算出しました。さらに、食器洗いにかかる費用を節約するコツをご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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食器を手洗いする場合にかかる費用と内訳
経済産業省の「おうちで省エネ」によると、1日2回食器洗いをした場合の水道・光熱費の内訳は以下のようになります。
・ガス:81.62立方メートル
・水道:47.45立方メートル
上記を費用に換算すると、ガス代は約1万1427円(ガス単位料金140円/立方メートルで計算)、水道代は約9585円(水道従量料金202円/立方メートルで計算)となります。
※基本料金は含みません
2つを合計すると、食器洗いにかかるガス代と水道代は年間2万1012円です。
次は、食器洗剤にかかる費用を計算してみます。Panasonicの調べによると、1回の食器洗いに使用する洗剤の量は約9.6ミリリットルで約4.9円分だそうです。1日2回の食器洗いの場合、年間で3577円です。
光熱費と合計すると、食器洗いにかかる費用は年間で2万4589円、1ヶ月だとおよそ2000円かかることが分かります。家族の人数や食器洗いの回数によっても、かかる費用は大きく変わるため、1つの目安として参考にしてください。
食器洗いにかかる費用を節約する方法
食器洗いは以下のような工夫次第で、かかる費用を安く抑えられます。
・食べ終わった食器は重ねておかない
・汚れが多い食器は最後に洗う
・汚れを拭き取ってから洗う
・米のとぎ汁や麺類のゆで汁を活用する
・お湯ではなく水を使う
食べ終わった食器を重ねることで、お皿の裏も汚れてしまいます。汚れがついている食器には重ねず、個別に運びましょう。さらに汚れがひどい場合、そのまま洗うと何度も洗剤を継ぎ足して洗わなければなりません。
その分洗剤と光熱費がかかるため、まずは不要な新聞や布切れ(使用済みの衣服など)で拭き取るのがおすすめです。お米をとぎ汁や麺類のゆで汁を取っておき、汚れた食器をつけておくと汚れが落ちやすくなります。
また食器の汚れがひどくない場合や、夏場などはお湯ではなく水を使用することで、ガス代を節約できるでしょう。
食器洗いを工夫して自炊による節約効果を高めよう
自炊することで、食費の節約に効果が期待できます。しかし、調理器具や食器などを洗う手間が増えるだけでなく、その分の光熱費や洗剤代がかかります。
水を出しっぱなしにしないことはもちろん、今回ご紹介した節約術を意識することで、よりかかる費用を安く抑えられるでしょう。
出典
経済産業省 実践!おうちで省エネ
パナソニック株式会社 手洗いよりどれだけおトク?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー