更新日: 2023.10.20 働き方

職場で毎月「おやつ代」が徴収されます。休憩室の買い置きのお菓子の費用なのですが、自分は食べないので正直払いたくありません

職場で毎月「おやつ代」が徴収されます。休憩室の買い置きのお菓子の費用なのですが、自分は食べないので正直払いたくありません
職場によっては、従業員がお金を出し合うことがルールになっていることもあります。休憩室で従業員が食べるお菓子などもその一つです。福利厚生として置かれているなら良いのですが、従業員が出し合っている場合、食べない人もお金を負担しなければならないのでしょうか。
 
今回は、このようなルールができあがっているときの無難な対処法について紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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職場の「おやつ代」は払わなくてもいい?

職場で全員がお金を出し合うというルールには、さまざまなものがあります。例えば、従業員の誰かに子どもが生まれたときのお祝いや退職時のプレゼントなどもそうです。バレンタインデーにお金を出し合って義理チョコを買う職場もあるでしょう。休憩室に置くお菓子や飲み物も、従業員が負担する職場も少なくないようです。
 
ただ、こうしたものは従業員の中で決めていることで、業務として義務になっていることではありません。そのため、厳密にいえば無理に参加する必要のないことばかりです。
 
希望者を募る形でお金を徴収する職場もありますが、暗黙の了解で全員参加がルールになっている職場もあります。しかし、だからといって自分が必要としないものにお金を出し続けるのは無駄な出費といえます。
 

疑問を感じたときはメリット・デメリットを考えてみる

職場で徴収されるおやつ代に疑問を感じたときは、断ることでどのようなことが想定されるか考えてみましょう。そのうえで、参加をやめるべきか決めればいいのです。一般的なメリット・デメリットをあげてみます。
 

・おやつ代を断るメリット

毎月負担していたお金が浮き、その分を他のことに回せます。例えば月500円だとしても、年間にすると6000円です。そのまま貯めておいて自分の誕生日に使うのもいいでしょう。払いたくないお金の支払いを断ることで、ストレスからも解放されます。
 

・おやつ代を断るデメリット

半ば強制的になっているなら、断ることで他の従業員との和が乱れるのがデメリットです。ひどい職場になると、休憩室の使用を制限されるような事態につながる可能性もあります。
 
ただ、従業員が勝手に決めたルールで特定の従業員に休憩室を利用させないということはできません。それでも、嫌な空気感が生まれるとストレスになります。実際には、職場の雰囲気やおやつ代の徴収を言い出した人の性格などで結果は変わってくるといえるでしょう。
 

払いたくない「おやつ代」を解決するには?

相手が納得しやすい方法として、体質を理由にする手段があります。いきなり「払いたくありません」と伝えるのは角が立ちます。ですから、食べ物の場合は体質を言い訳に使うのです。
 
「健康診断でお菓子などを控えるように言われたので、参加をやめてもいいですか?」と、聞いてみましょう。実際にはそうではなくても、健康上の理由であれば、無理にすすめる人は少ないものです。
 
「暗示的説得」を利用して最終判断を相手に委ねるという方法もあります。例えば「じつは、健康のためにお菓子を食べないことにしているんです」と困った様子を見せてみましょう。相手が常識的な人なら無理に参加させられることは考えにくいものです。
 
それでも求められたら、他者より少なめでも良いか交渉するという手段も取れます。職場のおやつ代は、食べないなら払う必要はありません。とはいっても、働きにくい状況を作らないためには、角が立たないような言い方を考えることが大切です。
 

納得のいかない職場でのお金の負担は上手に断ろう

従業員がお金を出し合うという風習は、職場に多いものです。おやつのように自分は参加しないものは、角が立たないよう上手に断るしかありません。職場や業務内容によっては、福利厚生として用意できないか提案してみるのも一つの手段です。自己負担をやめたい人が他にもいるような場合は、その人と一緒に提案するのもいいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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