更新日: 2024.10.10 家計の見直し

毎月の貯金額を「1万円」増やしたい。そのために知っておきたい4つのポイントを紹介!

毎月の貯金額を「1万円」増やしたい。そのために知っておきたい4つのポイントを紹介!
「5万円や10万円とは言わない。せめて毎月の貯金額を今よりも1万円増やしたい。でもカツカツの生活で節約をするのは嫌だ!」そんな思いを抱えている方はいませんか? 今回は、そんな願いをかなえるためのコツを解説します。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

電気・ガス・通信会社を切り替える

節約といえば「時間や手間をかけたり、何かを我慢したりすることと引き換えに行うもの」というイメージが強いかもしれません。しかし、そういった我慢を極力感じることなく、最初の少しの手間で節約を行えるのが、電気やガス、通信会社などの切り替えです。
 
電気やガスは自由化によって、契約先ごとに料金体系が異なっています。また、安いからといって基本的に電気やガスの質・供給の安定性が変わるわけでもないので、我慢なく節約できる支出の代表格です。比較サイトを利用して、最安値の電力会社とガス会社にすることで、毎月1000円以上節約できることもあります。
 
また、最近では1人1台が当たり前のスマホも、格安SIMに切り替えることで、大手の会社で6000円から8000円もしていた通信料を1000円から3000円程度に抑えることも可能な場合もあります。ただしスマホに関しては、居住地域や契約先との相性によっては、使い心地が異なる場合もあるので注意してください。
 

買い物上手になる

買い物はある程度まとめて行うべきです。「今日は卵がいつもより50円安いから」などと一つのものを目的に買い物へ行くと、ついついアレコレ買ってしまい、かえって支出が増える可能性もあります。
 
なんだかんだ目的外の物をつい「安いから」と買ってしまう、ついで買いをしてしまうなど、結果的に1000円や2000円程度の支出が増えてしまった経験もあるでしょう。そういったことを月に1回でも減らすことができれば、それだけで毎月1000円から2000円程度支出を減らすことができます。
 
また、燃料費が高騰している今、遠方に買い物に行くとガソリン代が高くつくということもあります。50円安い卵を買いに、往復で50円を超えるガソリン代を使ってしまっては元も子もありません。
 

家電のメンテナンスや買い替え

多くの家電は、年々節電機能が強まっています。10年以上前の古いものを使うよりは、最新機種に買い替えた方が、長い目で見て節約になる可能性があります。
 
政府広報オンラインによれば、仮に冷蔵庫、エアコン、テレビを2009年製のものから2019年製のものに買い替え、照明器具を一般電球から電球型LEDランプに取り換えると、年間で電気代を約1万3959円から1万5579円節約できるようです。
 
また、買い替えずとも、清掃などのメンテナンスで電気代が大きく変わることもあります。例えば、冷蔵庫は設定温度を夏場は中、冬場は弱にすることで、年間約1670円節約できるようです。
 
また、しまう食材の量を冷蔵庫の内容量の半分とすることで電気代年間約1180円を、放熱のために壁から離して冷蔵庫を設置することで年間約1220円を節約できるようです。
 

ポイントを上手に活用する

利用した買い物額に応じてポイント還元がされるお店を選び、なるべくその店舗で買い物をすることで、支出を抑えることができます。
 
例えば、100円で1ポイント(1%分)のポイント還元がされるスーパーや薬局などで毎月5万円分買い物をし、そこで得たポイントを支払いに充てたとすれば、500円分節約できたことになります。
 
また、クレジットカードやキャッシュレス決済、電子マネーには、利用額の1.5%から0.5%程度が還元されるものもあります。日常の支払いのうち、100万円分でそれらを利用したとしましょう。するとポイントによって、1万5000円から5000円程度を、年間で節約することも可能です。
 

まとめ

毎月の貯金を1万円増やそうと思ったら、相当な努力が必要かと思われるかもしれません。しかし、今回紹介した方法であれば、最初こそ手間がかかる部分や、慣れるまで面倒に感じる部分があるものの、必死に生活を切り詰めてまで節約せずとも、貯金を月1万円増やすことができるはずです。
 
過度な我慢の上に成り立つ節約は長続きしません。これを機に「節約は我慢」という固定観念は捨て、広い視点から日々の中で無理なくできる節約方法を探してみてはいかがでしょうか。
 

出典

政府広報オンライン 節電をして電気代を節約しよう!手軽にできる節電方法とは?
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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