簡単だから続けられる! “袋分け家計簿”を始めよう!

配信日: 2018.09.09 更新日: 2024.10.10

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簡単だから続けられる! “袋分け家計簿”を始めよう!
スマホが普及し、24時間いつでもどこでもネットに繋がる便利な環境になりました。家計簿アプリなどで、お金の管理もスマホで出来るようになりました。なのに、貯金も思うように増えないし、毎月なぜだか赤字家計、、、
 
そんなあなたにおススメしたいのが「袋分け家計簿」です。スマホ上の数字ではなく、現金に触れて袋分けして、お金の出入りをしっかり体感できます。あなたの大事なお金と丁寧に向き合ってみませんか?
 
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執筆者:FPwoman(えふぴーうーまん)

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エフピーウーマンは、女性ファイナンシャルプランナーによる、女性のためのお金の総合クリニックです。当社の所属ファイナンシャルプランナーは全員が女性。家計管理、資産運用、不動産、保険、年金など幅広いお金の知識と、女性ならではの視点から、人生をより豊かに、キラキラと輝かせるための「お金の教養」を伝えています。

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「家計簿」に関するデータ

家計簿に関するこんなデータがあります。
 
Q、あなたは家計簿をつけていますか?
(男性)はい 27.1%  いいえ 72.9%
(女性)はい 42.9%  いいえ 50.8%
 
Q、家計簿をつけている方法は?
(男性)パソコン 45.7%  スマホ 30.0%  ノート  24.3%
(女性)ノート  54.3%  スマホ 22.8%  パソコン 16.5%
 
家計簿をつけている人は、男女差があるもののどちらも半分以下でした。また家計簿をつけている方法では、男性はパソコンとスマホといったデジタル派、女性はノート派が半分以上でした(2017年アットホーム調べ)。
 
また、以前家計簿をつけていたけど挫折経験ありという人が、男性5割、女性7割。その主な理由は「面倒」「時間がない」「つけ方が分からない」などで、女性特有の理由としては「細かく正確につけたいのに、1円でも合わなくなるとストレス」「項目分けやクレジット決済のお金をどのようにしたら良いかで悩み挫折した」などでした(2015年マネーフォワード調べ)。
 
面倒ではなく、時間がなくても続けられ、項目分けや管理が簡単な方法があれば、楽しく続けられていたのかもしれませんね。
 

「家計簿」をつける意味

そもそも家計簿をつける意味は何でしょう?それに納得できれば、今まで家計簿をつけた経験がない人も「初めてみようかな」と思ってもらえるかも!?
 

お金の流れを知る

お金の流れを知ることができます。収入がいくらか、支出はいくらか、貯金はいくらできるかを正確に知ることができます。家計簿をつけていなければ、いくら使ったか、何に使ったか、いくら残ったか正確には把握できません。そのため、つい使い過ぎたり、計画的な貯金ができなかったりします。
 

ムダを知る

お金の流れを正確に把握できるということは、何が本当に必要で、何がムダなのかを知ることもできます。安いからとつい衝動買いしたものやそれが無くても問題なかったものなど、買う瞬間に判断できなかったことでも、家計簿を振り返ることで判断でき、ムダな出費が減っていきます。
 

家計を改善できる

挫折した理由にもありましたが、家計簿をつけることが目的になり、つけ方に凝ったり、1円でも合わないとイライラしたり、、、それは家計簿をつける本来の意味ではありません。家計を改善していくことが目的であり、貯金を増やし、自分の思い描く幸せな人生のためにお金を使える状態を作ることが家計簿をつける本来の意味です。
 

家計簿を続けるコツ

家計簿を続けるコツは2つ。
1つめは、細かいところは気にしないこと。たとえ1円合わなくても、家計の流れが大幅に変わるわけではありません。細かいところにこだわるより、家計全体を正確に把握できているかが重要です。
 
2つめは、自分の性格や生活に合った方法でつけること。従来のノート型家計簿、パソコンの家計簿ソフトやExcel、スマホの家計簿アプリなど、自分に合った方法を選んで続けていきましょう。
 

“袋分け家計簿”のすすめ

現金を「見える化」して管理したい、お金の増減を数字ではなく現金で身近に感じていたい、そんなあなたにおすすめしたい方法です。
 

“袋分け家計簿”とは?

“袋分け家計簿”とは、使えるお金を封筒に入れて管理する方法です。給料が振り込まれたら、銀行引き落とし分以外の現金を全て引き出します。その現金を費目ごとや日にちごとに封筒に入れ、必要な時に財布に移して使っていく方法です。
 
費目は「食費」「日用品費」「被服費」「娯楽費」などが一般的ですが、自分の親しみやすい費目にしたり、独自の費目を作ったりしても楽しいですね。「貯金」や「予備費」という封筒を作っておくのもお忘れなく!
 

“袋分け家計簿”のメリット

“袋分け家計簿”のメリットは3つ。
1つめは、予算管理ができること。給料後、現金を封筒に入れる、その金額が今月の予算です。使った金額が目に見えて分かるので予算内でやりくりする習慣が自然と身に着きます。
 
2つめは、使いすぎ防止になること。予定外の出費はよくあることなので仕方ありませんが、目に見えて減り具合が分かるので、予定外の出費後の抑制力が自然と身に着きます。
 
3つめは、貯金計画が立てやすいこと。給料後、封筒に現金を分ける際、「貯金」といった項目の封筒さえ作っていれば、自然に貯金習慣が身に着きます。
 

“袋分け家計簿”を続けるコツ

“袋分け家計簿”を続けるコツは2つ。
1つめは、封筒の数をなるべく少なくすること。細かく袋分けすると、管理しづらくなります。例えば、費目で分けるなら、「食費とそれ以外」「固定費とそれ以外」など。日にちで分けるなら、「毎日」ではなく「1週間ごと」「初旬・中旬・下旬」などが良さそうです。
 
2つめは、“袋”を自分好みにこだわること。茶封筒でなくてもかまいません(むしろ封筒でなくてもかまいません。)。自分好みの封筒やファイル、小箱など、、、楽しい気分で付き合っていけそうな“袋”を選びましょう。また、「ありがとう」や「がんばってるね」「〇〇万円貯めるぞ!」や「旅行に行くぞ!」など、自分への感謝や励まし、誓いのメッセージを書いておくのもより効果的ですよ。
 
TEXT:FPwoman 貯金美人になれるお金の習慣
Text:高野 由佳(たかのゆか)
FPwoman Money Writer’s Bank所属ライター

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