更新日: 2024.10.10 貯金
生涯独身予定のアラサーです。同世代の子持ち世帯と比べた時、「自由に使える」貯蓄額はどれほど違いますか?
結婚しなくても充実した生活が送れるという人や、あるいは、経済的な不安から結婚できないという人も多いでしょう。いずれにしても、独身者と既婚者、特に子持ちの既婚者とでは、経済状況が大きく異なる傾向があります。
今回は、アラサー世代において、独身者と子持ち世帯で自由に使えるお金にどれほどの差があるのかを考察してみます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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20代から40代の平均の貯蓄額と預貯金額
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が、2019年に実施した「30代・40代の金銭感覚についての意識調査」から、30代と40代の平均貯蓄額をみてみます。この調査結果によると、30代の平均貯蓄額は194万円、40代は196万円でした。
いずれも、2018年の調査よりも減少していますが、年代が開いていても平均貯蓄額の差2万円程度であることが分かります。同調査によると、貯蓄額のボリュームゾーンは「1〜50万円以下」です。
次に多いのは「0万円」なので、平均貯蓄額もそれらに伴って低くなると思われるかもしれません。しかし、貯蓄額「1000万円超」が10%ほどいるため、いわゆる富裕層が平均を引き上げているといえます。
独身者と既婚者が自由に使えるお金はそれぞれいくら?
「30代・40代の金銭感覚についての意識調査」の結果によると、30代と40代が毎月自由に使えるお金の平均額は、約3万円でした。
そのうち、独身者は約3万8000円となっています。既婚者に関しては、子どものいない人は約2万8000円、子どものいる人は約2万2000円です。同調査のデータから、30〜40代の子どものいない既婚者が自由に使えるお金の額は、同世代の子持ち世帯と比べて、毎月6000円ほど多いといえるでしょう。
また、自由に使える金額は既婚者よりも独身者の方が毎月1万円以上多いという結果となりました。
預貯金額は子持ち世帯が多い傾向があるものの、毎月自由に使えるお金は独身者の方が多い
アラサー世代の自由に使えるお金に関しては、独身者よりも子持ち世帯の方が多くなっていますが、子育て世帯は預貯金のすべてを自由に使えるわけではないでしょう。
具体的には、子どもの食費や教育費など、子どもに関する出費が毎日のように発生するはずです。そのため、自由に使えるお金だけでなく、預貯金の面でも自分に使えるお金が多いのは、独身世帯であると考えられます。
また、本記事で紹介したアンケート調査の結果は、あくまでも統計上の数字のため、データだけをうのみにして散財するのは避けたほうがよいでしょう。自分自身の状況に合わせてお金の管理を行い、自分の人生に合ったお金の使い方を見いだすことが何よりも重要です。
出典
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 30代・40代の金銭感覚についての意識調査2019
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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