更新日: 2024.10.10 家計の見直し
「月5000円」の節約を目標に!光熱費が高騰している今、行いたい節約方法を紹介!
執筆者:柘植輝(つげ ひかる)
行政書士
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。
節約は目標をもって行うと効果的
節約を行うのであれば目標をもって行いましょう。節約は突き詰めるとキリがありません。目標がないまま節約をしてもストレスがたまるばかりで、ふとしたときに 「なんのために節約しているのだろう」 とモチベーションをなくしてしまうこともあります。
「家族旅行のために、来年の8月までに20万円を貯める」「子どもの学費のために今年は30万円を貯める」 「iDeCoに月5000円を入金するため資金を確保する」 など、金額や目的を明確にして節約を行いましょう。
「将来のために1円でも多く貯金がしたいから」 と漠然(ばくぜん)としたものでも悪くはありませんが、モチベーションの維持のためにも、やはり目標を定めて節約を行いたいところです。
光熱費が高騰している今、行いたい節約はこれ!
月5000円の節約を目標にする場合、ポイントを押さえ、メリハリをつけて行うとよいでしょう。あれもこれもと、すべてに目くじらを立てて節約しようとすると、かえってうまくいかないこともあります。
月5000円の節約を目指すためには、冷蔵庫やエアコンなど、稼働時間が長いものや、消費エネルギーの大きなものを中心に工夫を行うべきです。
経済産業省 (資源エネルギー庁) の 「省エネポータルサイト」 にておすすめされている節約方法を一部抜粋すると、下記のようなものがあります。
図表
節約の方法 | 節約できる金額 (年間) |
---|---|
長時間使用しない電気ポットのコンセントを抜く | 約3330円 |
冷蔵庫の設定温度を強から中にする (周囲温度22℃) | 約1910円 |
冷蔵庫は壁から離して設置する | 約1400円 |
冷蔵庫の内容量を半分にとどめる | 約1360円 |
エアコンは必要なときだけつける | 約580円から約1260円 |
洗濯ものはまとめ洗いする(定格容量の8割を入れて、洗う回数を半分にした場合) | 約4510円 (電気代・水道代の合計) |
衣類乾燥機と自然乾燥を併用する | 約1万2230円 |
車のアクセルをふんわり踏む (5秒間で20km/h程度に加速した場合) | 約1万1950円 |
車は加速・減速が少なくなるように運転する | 約4190円 |
食器洗い時の水温を40度から38度に下げる (65Lの水道水(水温20℃)を使い、2回/日手洗いした場合) | 約1430円 |
合計 | 約4万2890円から4万3570円 |
(経済産業省エネルギー庁 省エネポータルサイトより筆者作成)
上記を実践するだけで、年間で約4万円以上も節約することができます。月額換算で、約3574円から3630円です。
これらに加えて、なんらかの方法で月に1300円ほど節約することができれば、月5000円という目標を達成することができます。
例えば、買い物はスーパーやドラッグストアなど安価な価格のお店で行い、可能なものはセールの日にまとめて購入し、食材は使いきれる分だけを購入するなどです。ほかにも、家庭内で話し合ってむだを見つけ合い、その部分を重点的に節約していくのもよいでしょう。
いずれにせよ、月5000円の節約という目標を達成するのであれば、目にみえる部分だけでなく、隠れた部分もみつけていくことが達成の秘訣です。
無理な節約は禁物
「月5000円の節約」 と目標を定めたからといって、それを絶対のものとしないようにしましょう。むりに節約すると続かなかったり、ストレスがたまり、それを解消するためにかえって支出が増えてしまったりすることもあります。
また、体調をくずして、節約した金額以上の支出が生じることもあります。特に、夏場や冬場にエアコンなどの空調機器を一切、使用しない状態では、熱中症になってしまったり、風邪をひいたりしてしまい、その療養にかかるお金で節約した分が飛んでいってしまうこともあります。
また、節約をより効率的に、かつ、長期間に行っていくには家族の理解が重要になってきます。むりな節約を強行すると家族の理解が得られず、思ったように節約できないこともあります。
まとめ
一見、難しく感じる月5000円の節約であっても、日々の行動や家電製品の稼働状況について見直していくことで、充分に達成は可能です。節約の目的と目標金額を定めることで、目標金額を達成することができます。
しかし、むりな節約は禁物です。節約は、長期間続けていくことにこそ意味があります。月5000円の目標を立ててもそれを絶対とせず、7割や8割を合格ラインとするなど、むりのない範囲で続けていきましょう。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト
執筆者:柘植輝
行政書士