職場の昼休みは「ひとり」派なのですが、月に1回複数人でランチに行く決まりがあります……。断ってもいいですか?
配信日: 2023.11.10 更新日: 2024.10.10
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昼休みをどう過ごしたいかは人それぞれです。しかし、職場によっては、部や課のルールなどによって、社内の複数人でランチへ行くことを強制されることもあるようです。ひとりで過ごしたい場合は、それを断ってもよいのでしょうか。このような疑問について、今回は法的観点から確認していきます。
執筆者:柘植輝(つげ ひかる)
行政書士
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。
休憩時間は自由に過ごす権利がある
昼休みは法律上の休憩時間に該当(がいとう)します。この休憩時間は労働から完全に解放されていなければなりません。原則として、労働者が各自、自由に使うことができる時間でもあります。極端な例では、食事をせずに寝て過ごしたり、スマホで遊んでいても問題はありません。私用のために外出しても同じです。
ただし、安全管理の面で問題がある場合や、コンプライアンスに抵触(ていしょく)する恐れがある場合には、その自由にも制限が加えられることもあります。
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