「インスタントみそ汁」VS「手作りみそ汁」1食分のコスパはどれくらい違う?

配信日: 2023.11.24 更新日: 2024.10.10

この記事は約 4 分で読めます。
「インスタントみそ汁」VS「手作りみそ汁」1食分のコスパはどれくらい違う?
寒い季節になると、毎日みそ汁を飲む家庭もあるでしょう。しかし、一から毎日作るとなると手間や時間がかかります。そこでおすすめなのが、「みそ玉」です。あらかじめみそと具材を丸めて用意しておけば、飲みたいときにお湯に入れて混ぜるだけで完成です。
 
一方で手軽にみそ汁が飲めるものといえば、インスタントみそ汁もあります。
 
今回は、「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」のどちらのほうがコスパがよいかを検証します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」の1食分にかかるコストの比較

「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」をそれぞれ飲むためにかかるコストは、以下の3つです。

●インスタントみそ汁の購入費
●水道代
●お湯を沸かすための光熱費

水道代とお湯を沸かすための光熱費はどちらも同じであるため、「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」自体の費用と、水道代・電気代に分けてコストを比較してみましょう。なお、毎日の朝食にみそ汁を飲むことを想定して計算します。
 

「インスタントみそ汁」と「手作りみそ玉」のコスト

インスタントみそ汁は、1回分が小分けになっている即席みそ汁です。生みそタイプから、フリーズドライタイプまでさまざまな種類の商品が販売されています。
 
フリーズドライタイプ商品に限定して相場を確認してみると、1食分およそ110~140円でした。1食分110円のインスタントみそ汁を購入した場合、1ヶ月(30日間)で約3300円かかります。
 
対して「手作りみそ玉」は、使用する食材によってかかる費用が異なります。みそ汁1食分には、みそ約17グラム、お湯160ミリリットルが目安だそうです。
 
今回は、約200円のだし入りみそ(750グラム)と乾燥みそ汁の具(税込み約235円でみそ汁15杯分)を使用すると仮定して計算してみましょう。750グラムのみそで、みそ玉が約44個作れることになります。乾燥みそ汁の具の費用と合わせて、みそ玉1食分の食材費は約21円、1ヶ月で約630円です。
 
みそ玉に入れる具材は、お好きなもので問題ありませんが、選ぶものによって費用が異なる点にご注意ください。
 

各みそ汁を飲むための水道代と電気代

次は、それぞれのみそ汁を飲むためのお湯にかかる水道代と、そのお湯を沸かすための電気代を見てみましょう。1食分のみそ汁には、お湯が160ミリリットル必要です。今回は、1250ワットの電気ケトルで約1分お湯を沸かしたと仮定して、水道代と電気代を計算します。
 
1食分にかかる水道代は約0.04円(水道代1リットル当たり0.24円)、電気代は約0.62円(電気代単価30円/キロワットアワー)となります。1ヶ月当たりだと、水道代が約1.2円、電気代が約18.6円です。それぞれのコストを比較すると、表1の結果となります。
 
表1

    

インスタントみそ汁 手作りみそ玉
1日分 1ヶ月分 1日分 1ヶ月分
購入費もしくは食材費 約110円 約3300円 約21円 約630円
水道代・電気代合計 約0.7円 約20円 約0.7円 約20円
合計 約111円 約3320円 約22円 約650円

※筆者作成
 
表1の結果から、双方の1ヶ月におけるコストの差は2670円となりました。「手作りみそ玉」のほうが大幅に節約できるといえるでしょう。
 

手作りみそ玉の作り方

節約するには、みそ汁を手作りするのが効果的であると分かりましたが、毎日鍋でみそ汁を作る暇がない方は、みそ玉をまとめて作ってストックしておくと便利です。
 
1食分のみそ玉のレシピは、以下の通りです。

●みそ:大さじ1
●かつおだし(もしくはかつお節):小さじ1
●お好きな具材

だし入りみそを使用することで、かつおだしを入れなくて済みます。お湯を注ぐだけで飲めることがベストですので、火を通す必要がある具材は避けましょう。ただし事前にゆでて冷ましておくことで、使用可能です。
 
作ったみそ玉は冷凍保存が可能ですので、長期保存もでき、いざというときに役立つでしょう。
 

毎日みそ汁を飲むなら「手作りみそ玉」がおすすめ

今回の結果から、「インスタントみそ汁」よりも「手作りみそ玉」のほうが節約できることが分かりました。ただしみそ玉に入れる具材によって、かかる費用は異なります。
 
みそ玉をまとめて作って冷凍庫にストックしておけば、時間がない日や1食分だけ欲しいときに便利です。
 

出典・参考

東京都水道局 よくある質問 節水について
東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C 従量電灯B
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集