【素朴な疑問】1週間電源オンで暖房を放置した場合、電気代はどれほどかかる?

配信日: 2023.11.28 更新日: 2024.10.10

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【素朴な疑問】1週間電源オンで暖房を放置した場合、電気代はどれほどかかる?
冬の時期を快適に過ごすためには、暖房が欠かせません。しかし、だからこそ暖房をつけたままうっかり外出してしまった、という経験がある人も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、暖房の電気代の計算方法と、1週間つけっぱなしで放置した場合にかかる電気代はいくらか、ということについて詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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暖房の電気代の計算方法は?

まずは暖房の電気代の計算方法について把握しておきましょう。暖房に限らず、家電製品は「消費電力(kW)×単価(円/kWh)」で1時間あたりの電気代を計算できます。
 
つまり、電気代を知るために必要なことは消費電力と単価を知ることです。消費電力は、使用しているエアコンに記載されているので確認しましょう。ちなみに、1kWは1000Wです。
 
そのため、仮に消費電力が1200Wと記載されていれば、1.2kWということになります。単価は、電気会社との契約によって異なります。正確な価格を知りたい場合は、電力会社のホームページなどで確認しましょう。
 
なお、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会では、目安単価を31円としています。
 

暖房を1週間つけっぱなしにしたら電気代はいくらになるの?

それでは、もしも暖房を1週間つけっぱなしにした場合、電気代はいくらになるのでしょうか。エアコンは新しいものだと消費電力が0.6kWほどですが、古いものだと1kW以上のものも多いです。
 
そこで今回は、0.6kWの場合と1kWの場合でそれぞれ計算してみましょう。単価は31円とします。
 
まず、消費電力が1kWの場合、1時間あたりの電気代の計算式は「1kW×31円/kWh」なので31円です。1日つけっぱなしだと744円、1週間つけっぱなしだと5208円になります。
 
一方、消費電力が0.6kWの場合、1時間あたりの電気代を求める計算式は「0.6kW×31円/kWh」なので、18.6円です。1日つけっぱなしだと446.4円、1週間つけっぱなしだと3124.8円になります。
 

実際には計算よりも金額が少なくなる可能性が高い

ここで注意するべきポイントは、上記の金額はあくまでもひとつの目安でしかない、ということです。なぜなら、暖房であれ冷房であれ、エアコンは常に同じ消費電力で動いているわけではないからです。
 
例えば、室温が10度のときに25度まで上げるのと、室温が18度のときに25度まで上げるのとを比べた場合、後者の方が消費電力は少なくなります。また、エアコンが最も多く電力を消費するのは、作動するときと作動を終了するときです。
 
だとするならば、1週間暖房をつけっぱなしにした場合はある程度の室温が保たれますし、電源のオンオフも行わないため、消費電力も少なくすむはずです。エアコンをつけながら断熱シートやサーキュレーターを活用すれば冬場の電気代の節約になる、というのはこの原理に基づいています。
 

1週間つけっぱなしにした場合の電気代は3000〜5000円程度

1時間あたりの電気代の計算式は「消費電力(kW)×単価(円/kWh)」です。暖房を1週間つけっぱなしにした場合、エアコンの機種や契約している電気の単価にもよるものの、電気代は3000〜5000円程度になると計算できます。
 
ただし、エアコンの消費電力は室温によって上下するため、実際にはこの金額よりももう少し安くなるでしょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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