やっぱり冬の暖房は「こたつ」がいい! こたつの電気代ってどのくらい?

配信日: 2023.12.06 更新日: 2024.10.10

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やっぱり冬の暖房は「こたつ」がいい! こたつの電気代ってどのくらい?
冬になると、こたつでゆっくりと過ごすのが楽しみな方も多いでしょう。ぬくぬくと温かいこたつで一家団らんの時間を過ごすのは、古き良き日本を代表する冬の過ごし方です。
 
こたつは暖房器具の中でも電気代が安いことでも知られますが、実際にはどのくらいの電気代がかかるのでしょうか。全国家庭電気製品公正取引協議会の「新電力料金目安単価」で公表されている電気料金目安単価1kWhあたり31円(税込)を基準に見ていきましょう。
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こたつの消費電力とほかの暖房器具との比較

一般的なこたつの消費電力は300~600W程度です。1~2人用と6人用のこたつでは消費電力に差はありますが、ホットカーペットが200~500W程度、エアコン(暖房)が500~1500W程度なのを鑑みると、こたつの消費電力はほかの暖房器具と比べて低いことが分かります。
 
また一度温まってしまえば消費電力は弱で80W程度、強で160W程度に収まるため、消費電力はさらに低くなります。もっとも温まってからの消費電力が低くなるのは、ほかの多くの暖房器具も同様です。
 

こたつの消費電力は300~600W程度で、1時間あたりの電気代は2.48~4.96円程度
ホットカーペットの消費電力は200~500W程度で、1時間あたりの電気代は6.2~15.5円程度
エアコン(暖房)の消費電力は500~1500W程度で、1時間あたりの電気代は15.5~46.5円程度

 
それぞれの暖房器具は、部屋全体を温めるものと一部のみ温めるものがあります。例えばエアコンと電気毛布では消費電力が大きく異なりますが、エアコンは部屋全体を温めるのに対してホットカーペットは一部分しか温まりません。同様にこたつも温める範囲が限定的なため、エアコンなどと比べて消費電力は低くなります。
 

こたつの電気代をおさえるコツ

こたつはそもそもの電気代が安いのですが、より低い電気代におさえたい場合は次のようなポイントに注意しましょう。
 

厚みのあるこたつ布団やカーペットを使う

厚みのあるこたつ布団やカーペットを使うと、電気代をおさえながらこたつの暖かさを感じられます。冬の寒さは床から伝わる割合が大きく、特にカーペットを断熱効果が高いものに変えると保温効果が期待できるでしょう。
 

カーペットの下にアルミシートを敷く

カーペットの下にアルミシートを敷くと、床から伝わる冷気を遮れるので保温効果が高まります。
 
また、こたつとエアコンなどの部屋全体を温める暖房器具を併用することで電気代を安くおさえられる場合があります。
 
複数の暖房器具を併用すると電気代が高騰しそうに思えるかもしれませんが、例えば省エネ機能が搭載されているエアコンであれば、部屋が温まったあとの消費電力が大幅に下がるため、こたつと併用することで電気代をおさえられるでしょう。
 

こたつの魅力を堪能しよう

数ある暖房器具の中でも、こたつは電気代が安いものの1つです。ただ、こたつが温められるのは部分的で、部屋全体を温める効果は期待できません。寒い部屋の中でこたつの出力を強めると電気代がかさむため、部屋全体を温められる暖房器具を併用するのも効果的です。より快適なこたつライフを送る上手な方法を見つけましょう。
 

出典

全国家庭電気製品公正取引協議会 「よくある質問」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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