更新日: 2023.12.15 その他家計

新卒一年目ですが、忘年会や新年会で貯金が尽きないか不安です。大体飲み代はいくら用意すればよさそうでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

新卒一年目ですが、忘年会や新年会で貯金が尽きないか不安です。大体飲み代はいくら用意すればよさそうでしょうか?
社会人になると、上司や先輩から飲み会に誘われることもあるでしょう。特に、年末年始は忘年会などの飲み会の機会が増えやすくなります。会社の付き合いで貯金が底をつくことがないように、できるだけ計画的にお金を使うことが大切です。
 
そこで、本記事では忘年会・新年会にかかる予算平均や飲み代を抑えるための考え方、年末年始に飲み代以外で想定されるさまざまな出費について解説します。
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忘年会・新年会の想定額は「4526円」

想定される飲み代については、株式会社リクルート(本社:東京都千代田区)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が行った、「今年度(2022 年 12月~2023 年 1 月)の忘年会・新年会についての消費者アンケート調査」(調査期間:2022年9月20日~30日、調査対象:首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女1万4741件)の結果を参考にできます。
 
同調査によると、2022年12月~2023年1月の忘年会・新年会の平均想定予算は「4526円」と、過去最高額になりました。想定予算の割合で最も多かったのは「5000~6000円未満」で34.1%、次いで「3000~4000円未満」の21.3%でした。
 
また、昨年度の調査での平均想定予算は「4268円」でしたが、実際の参加費は平均「4607円」であったことも分かっており、想定予算よりも実際の参加費のほうが高くなる傾向も見られます。このことを踏まえると、忘年会や新年会の飲み代としては1回あたり5000円程度を用意しておくのがよいでしょう。
 

年末年始の飲み代を抑えるための考え方

新卒一年目は、まだ給与や賞与も少なく金銭的にあまり余裕がない人も多いでしょう。特に、1人暮らしの場合は家賃や生活費もすべて自分で払わなければなりません。そのため、誘われるままに参加するのではなく以下の2つのポイントを意識することが大切です。
 

仕事関係を優先する

忘年会の相手として多いのは、「会社・仕事関係」と「友人・知人関係」の2つです。仕事関係の飲み会は、まださほど人脈のない新入社員にとって職場のさまざまな人と交流する絶好の機会であり、会社や職場への理解も深められます。
 
特に忘年会には「1年を振り返り翌年の目標を共有する」という、チームビルディングにおける重要な役割があります。そのため、まずは仕事関係の飲み会から優先して参加するのがよいでしょう。その一方で、友人・知人関係の飲み会は、「必要なもの以外は行かない」「家飲みで安く済ます」などして出費を抑えましょう。
 

二次会には行かない

二次会に参加すると、さらに費用がかかります。誘われても一次会までにしておくことが節約につながり、体調管理にもつながります。「明日早いので」「実家なので」など、相手を不快にさせない理由でスマートに断るとよいでしょう。
 

年末年始は飲み代以外にも出費が増えがち

年末年始は、忘年会や新年会のほかにもさまざまな出費が想定されます。例えば、クリスマスパーティーやおせちなどの食費代、帰省にかかる交通費、福袋やセールなどでの買い物代といった具合です。
 
また、親戚が多く小さい子どもがいる場合は帰省先でお年玉をあげないといけない可能性もあります。さらに、休暇中で自宅にいる時間も長く寒い季節となるため、普段より光熱費もかかるでしょう。
 

飲み代にかけられる予算を前もって決めておこう

忘年会・新年会の飲み代としては、1回あたり約5000円が目安となります。このほか、年末年始は何かと出費が増えがちです。何にどのくらいの費用がかかりそうか、早めに計算して飲み代にかけられる予算を決めておきましょう。
 
「周囲や忙しさに流されて、いつの間にか散財してしまった」ということにならないように、メリハリをつけたお金の使い方を心掛けることが大切です。
 

出典

株式会社リクルート ホットペッパーグルメ外食総研 今年度(2022 年 12月~2023 年1月)の忘年会・新年会についての消費者アンケート調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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