更新日: 2023.12.15 その他家計

思い切ってハイブリッド車を買いました。ガソリン車の暖房はガソリン代に影響ないと聞きますが同じですか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

思い切ってハイブリッド車を買いました。ガソリン車の暖房はガソリン代に影響ないと聞きますが同じですか?
日本では、さまざまなものが値上がりしており、ガソリン代もその1つです。まとめて給油しようとすれば、1回あたりの料金は安いとはいえません。特に、冷房や暖房を使用する際にはガソリンを多く消費するイメージがある人も多いのではないでしょうか。
 
そこで、本記事では暖房を使用する場合、本当にガソリンの消費に影響するかどうかについて解説します。
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ハイブリッド車の場合は暖房がガソリン代に影響する

車で暖房を使用するとガソリンを消費すると考え、必要最低限で使っている人は多いのではないでしょうか。実際のところ、車がガソリン車かハイブリッド車かによって暖房によるガソリン消費は異なります。
 

ガソリン車の場合

車を動かしているとき、熱くなるエンジンを冷却水で冷やしますが、この際に発生する排熱(温風)を車内に取り込むことで暖房として利用できます。
 
つまり、ガソリンを消費してはいるものの、それはあくまでも車を動かすために使っているだけであり、暖房を使用するためにガソリンを消費することはありません。ガソリン車の場合、寒いときはガソリン代を気にせずに暖房を使っても問題はないといえるでしょう。
 

ハイブリッド車の場合

ハイブリッド車の場合、ガソリン車とは事情が異なります。ハイブリッド車は、ガソリンと電気で動くため、電気のみで走行できる距離も長くなっているのが現状です。通常であれば、ガソリンの消費量は抑えられるでしょう。
 
ただ、暖房を使用するためにはガソリンでの走行に切り替える必要があります。暖房を使用していなければ電気のみで走行できる距離でも、暖房のためにガソリンを消費しなければならなくなるため、多少なりともガソリン代に影響が出るといえるでしょう。
 
一部のハイブリッド車には、電気で暖房を使用できるタイプもあり、このようなタイプであればガソリンの消費には影響しません。ただし、代わりに電気の消費に影響が出てしまうでしょう。そのため、いずれにしてもガソリン代や電気代の節約を考慮するのであれば、ハイブリッド車は暖房の使用を最低限にするなど工夫をしなければなりません。
 

暖房を節約するために工夫できることとは

ハイブリッド車で暖房を使用する際、できるだけガソリン代を抑えるためにできることには、以下のようなものがあります。
 

暖房の設定温度は低めにする

寒い日には、早く車内を暖めるために暖房の設定温度を高くする場合もあるのではないでしょうか。ただ、設定温度を高く設定したとしても暖房を効かせるためには、まずエンジンを暖める必要があります。
 
これは、前述したように車の暖房はエンジンを冷やした際に出る排熱を利用しているからです。設定温度を高くした場合、その分エンジンを回転させることになるため、より多くのガソリン消費につながってしまいます。
 

暖房時にA/Cスイッチは使わない

A/Cスイッチは、冷房や除湿のために使用するものであり、暖房の場合は使用する必要がありません。例外は、暖房をつけたことでフロントガラスがくもった場合です。
 
それでも、くもりは一時的なものとなるため、運転中ずっとA/Cスイッチをオンにしておく必要はありません。A/Cスイッチをオンにするとコンプレッサーが作動し、ガソリンの消費につながるため、暖房時は必要最低限と考えておきましょう。
 

ハイブリッド車は暖房の設定温度を低めにするのがおすすめ

ガソリン車は、暖房の使用のためだけにガソリンを消費しないため、どれだけ暖房をつけても問題ありません。注意しなければならないのは、ハイブリッド車です。
 
電気によって走行できる距離が長いハイブリッド車ですが、暖房時はモーターからエンジンに切り替えなければなりません。そのため、暖房使用時間が長いほどガソリン代に影響します。ガソリン消費をできるだけ抑えるためには、暖房の設定温度を低めにするなどの工夫をしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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