お店の「コロッケ」ってなんで安いんですか? 手間を考えると「手作り」は油の処理も面倒で、コスパが悪いと感じてしまいます…

配信日: 2023.12.20 更新日: 2024.10.10

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お店の「コロッケ」ってなんで安いんですか? 手間を考えると「手作り」は油の処理も面倒で、コスパが悪いと感じてしまいます…
お店で売っているコロッケは安くて調理の手間がかからないうえにおいしいので、初めからコロッケは手作りしないと割り切っている人も少なくないのではないでしょうか。なぜお店のコロッケは安く売られているのか、手作りと違う点を紹介します。お店のコロッケを買う方がよいのか、手作りをするべきなのかということで迷っている人は参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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コロッケなぜ安い? 安さの理由とは?

家庭でコロッケを作るときとは違い、お店のコロッケは大量にまとめて原材料を仕入れているので、1個あたりの原価が安く抑えられます。また、スーパーや肉屋で販売するコロッケにミンチなどを入れる場合は、売れ残ったお肉を加工して入れるなどして原価を抑えるケースも少なくありません。
 
家庭でもスーパーなどで売れ残った商品を中心に買えば、材料費を抑えることが可能です。ただ、材料費を抑えるためにスーパーをはしごする手間がかかったり、材料の品質が落ちてしまったりするリスクがあります。
 
スーパーや肉屋によってはコロッケが総菜の目玉商品となるので、原価が高くても提供しているケースがあります。コロッケを買うついでにほかの商品を購入する顧客が増えれば、コロッケ自体の利益は少なくとも店側は価格を下げるメリットが得られます。
 
特に、日本では1人暮らしの高齢者や共働き世帯が増加しているので、調理に時間をかけないという人は少なくありません。
 
コロッケは、じゃがいもの皮をむき、ふかしてつぶして成形し、小麦粉・溶き卵・パン粉につけて揚げるといった一連の作業が必要で手間も時間もかかります。コストパフォーマンスを重視している人が多いので、店側はあえて手間のかかるコロッケを総菜として販売しているのです。
 

コロッケを買うVSつくる 価格差は?

コロッケを買う場合は販売店によって価格はピンキリで、30円程度から販売しているケースもあれば、100円以上するケースもあります。一方で、家庭でコロッケを作る場合は、じゃがいも1個約30~70円、たまご1個約20~30円かかります。
 
小麦粉やパン粉は自宅にあると仮定しても、材料をそろえるだけで60~100円はかかるでしょう。ただし、じゃがいもの大きさによってはコロッケ2個分ができるので、1個あたりに換算すると材料費は30~50円程度です。ただし、ミンチやコーンなどのほかの食材を入れるともっと材料費がかかるので、総菜を購入する場合と比較すると高くつく可能性があります。
 
また、手間や時間もかかるため、総菜の方がコストパフォーマンスに優れています。ただ手作りの良さもあるので、どちらが良いとは一概にいえません。時間があるときは手作り、時間がないときは総菜に頼るなど、状況に合わせて変えるのがおすすめです。
 

作る手間も考えてベストな選択を

コロッケを食卓に出すなら、使う食材によっては総菜の方が安上がりになるケースもあります。また、作る手間や時間を考えると、忙しいときは総菜に頼るのもひとつの手です。もちろん手作りにしかない良さもあるので、余裕があるときは手作りするのも良いでしょう。自身の状況に合わせて選択をしてください。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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