更新日: 2024.10.10 その他家計

電気代が高くて家計が圧迫されています。1年間でどのくらい上がったのでしょうか?

電気代が高くて家計が圧迫されています。1年間でどのくらい上がったのでしょうか?
2023年は特に、電気代の高さに頭を悩まされていた方も多いでしょう。電気代が高騰すると、家計に大きな影響を与えるため重要な問題です。
 
本記事では、電気代の推移について紹介します。さらに、電気代を節約する方法についても解説します。電気代に関する客観的な情報を得て、節約に向けた具体的な対策を考える際の参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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電気代の推移

まずは、電気代の推移を確認し、年間でどの程度上昇しているか客観的に把握していきましょう。客観的なデータを手に入れることで、自分たちの電気代が上昇していることが一般的な事象なのかを理解できます。
 
本項では、総務省統計局の資料を基に、2020年から2022年までの年間電気代の推移と、2023年の月別電気代について紹介します。
 

2020~2022年の電気代の推移

総務省統計局の「家計調査(家計収支編)時系列データ(二人以上の世帯)」によれば、2020年から2022年までの電気代の年間推移は、図表1のとおりです。
 
【図表1】

電気代
2020年 年間12万8050円(1月あたり約1万670円)
2021年 年間12万3804円(1月あたり約1万317円)
2022年 年間15万2138円(1月あたり約1万2678円)

※総務省統計局「家計調査(家計収支編)時系列データ(二人以上の世帯)」
 
特に2021年から2022年にかけて、電気代が上昇していることが明らかです。この期間で電気代は年間で2万8334円、1月あたり2361円も増加しています。
 

2023年の電気代

同調査によれば、2022年と2023年の1ヶ月あたりの電気代は図表2のとおりです。
 
【図表2】

2023年 2022年 値上がり額
1月 1万7190円 1万2938円 4252円
2月 1万8750円 1万5331円 3419円
3月 1万7228円 1万6273円 955円
4月 1万3617円 1万3931円 ▲314円
5月 1万1174円 1万1811円 ▲637円
6月 9270円 9990円 ▲720円
7月 8627円 9869円 ▲1242円
8月 1万22円 1万1914円 ▲1892円
9月 1万1006円 1万3202円 ▲2196円
10月 1万780円 1万2805円 ▲2025円
11月 1万1560円
12月 1万2514円

※総務省統計局「家計調査(家計収支編)時系列データ(二人以上の世帯)」
 
図表2によると、2023年は1月から3月までの電気代が高く、その後は比較的安定している傾向であることが分かります。
 

電気代を節約する方法

エアコンや照明、冷蔵庫などの日々の電気代を節約することで、年間を通じて家計に大きな貢献が期待できます。使い方の工夫次第で、節約は実現できるものです。そこで本項では、エアコンや照明、冷蔵庫の電気代を節約する方法について詳しく見ていきましょう。
 

エアコン

エアコンの主な節約方法は、以下のとおりです。


・カーテンを使用して窓からの熱の侵入を防ぐ
・エアコンのフィルターはこまめに掃除する
・室外機の周りに物を置かない
・サーキュレーターなどを使用して空気を循環させる
・室内の冷やしすぎや暖めすぎは避ける

これらの対策を実践することで、エアコンの効果を最大限に引き出し、電気代の削減につながります。
 

照明

照明の主な節約方法は、以下のとおりです。


・こまめに消す
・LEDランプを利用する
・定期的に掃除を行う

消費電力を抑えるために、LEDランプに切り替えることもおすすめです。さらに、照明器具がホコリで覆われると、明るさが低下する可能性がありますので、定期的な掃除も重要です。
 

冷蔵庫

冷蔵庫の主な節約方法は、以下のとおりです。


・無駄な開閉を避ける
・設定温度は控えめにする
・食材を詰め込みすぎない
・熱いものは冷ましてから冷蔵庫に入れる

冷蔵庫内の温度が上昇すると、余分な電力が消費される可能性があります。したがって、無駄な開閉や熱いものを入れることは避けるようにしましょう。
 

電気代を節約して家計の負担を抑えよう!

電気代は家計において大きな影響を与え、その高騰は深刻な問題です。エアコン、照明、冷蔵庫など、日常的に利用する機器を工夫して使用することで、電気代を節約できます。
 
毎日少しずつ節約に努めることで、年間を通じて家計に大きな貢献が期待できます。この機会に家電の使い方を見直し、電気代の節約に取り組んでみましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査(家計収支編)時系列データ(二人以上の世帯)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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