生活が苦しい人はどのくらい?
次に、それぞれの世帯の構成員が、日々の生活をどう感じているのか見ていきます。厚生労働省の同資料によると、「生活が苦しい(大変苦しい、やや苦しい)」「ゆとりがある(大変ゆとりがある、ややゆとりがある)」などと感じている人の割合は、以下のとおりとなっています。
<生活意識>
全世帯
生活が苦しい51.3%、普通42.1%、ゆとりがある6.6%
高齢者世帯
生活が苦しい48.3%、普通45.1%、ゆとりがある6.6%
児童がいる世帯
生活が苦しい54.7%、普通39.0%、ゆとりがある6.3%
母子世帯
生活が苦しい75.2%、普通23.4%、ゆとりがある1.4%
「収入や貯蓄が十分にあり、生活にゆとりがある」と感じている人は、実は多くはありません。そして母子世帯は特に「経済的に生活が苦しい」と感じている場合が多いことが分かります。母子世帯の場合、働いて収入を得ている人が母親だけになるケースがほとんどなので、お金にもゆとりがないと考えられます。
また、子育て世帯も「生活が苦しい」と感じている世帯の割合が、高齢者世帯に比べて高いことが分かりました。
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