更新日: 2024.01.24 その他家計

電気代が気になってエアコン暖房を我慢することがあります。簡単に節約できる方法ってありますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

電気代が気になってエアコン暖房を我慢することがあります。簡単に節約できる方法ってありますか?
「電気代が高いからエアコンの暖房は我慢するほうがよいの?」「手軽に取り組める節約方法があれば教えてほしい」などと考えていませんか。
 
電気代高騰が伝えられているため、寒くても暖房の使用を控えている人は多いでしょう。本記事では、冬の電気代について解説するとともに、簡単に取り組める冬の節約方法を紹介しています。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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冬は電気代が高くなりやすい

一般的に、冬はエアコンの電気代が高くなりやすいと考えられています。夏よりも外気温と設定温度の差が大きくなるためです。例えば、夏に外気温32度、設定温度28度の場合、両者の差は4度しかありません。
 
一方、冬に外気温8度、設定温度20度の場合、両者の差は12度になります。設定温度に到達するまでより多くの電気を消費するため、冬のほうが電気代は高くなってしまうのです。
 
このことは、株式会社AlbaLink(東京都江東区)が2023年10月に実施した「冬の電気代の節約方法に関する意識調査」でも裏付けられています。対象となった全国500名の62.0%が、電気代が最も高くなる季節として冬をあげています。ちなみに、同調査によると、冬に電気代の節約を意識する割合は93.4%(とてもする:40.6%、まあする:52.8%)です。
 
また、ライフネット生命保険株式会社(東京都千代田区)が2023年9月に実施した「物価上昇に関するアンケート調査」で、調査対象になった1000名の約7割が「今冬(2023~2024年)の電気代が昨冬と比較して上がる」と回答している点も見逃せません。今冬は、節約意識が特に高まっているといえるでしょう。
 

簡単に取り組める冬の節約方法

株式会社一条工務店(東京都江東区)が2023年10月に実施した「冬の自宅内の寒さ・乾燥に関する意識調査 2023」によると、全国829名の約7割以上が「電気代を考慮して暖房をつけるのを我慢したことがある」と回答しています。
 
同じく、7割以上が「自身または家族のヒートショックが心配だ」と回答している点もポイントです。寒さをしのぎつつ電気代を節約するには、どうすればよいのでしょうか。対策のひとつとしてあげられるのが、暖房器具の変更です。
 
部屋全体を温めるエアコンは、電気代が高くなりやすい傾向があります。同じ場所で過ごす場合は、特定の場所だけ暖める電気カーペットや電気毛布、こたつを使用すると電気代を節約できる可能性があります。寒さを感じるときは、ブランケットなどを併用するとよいでしょう。
 
エアコン(暖房)を使用する場合は、設定温度に気をつけることが大切です。経済産業省が運営する「省エネポータルサイト」によると、外気温6度のときにエアコン(2.2キロワット)の設定温度を21度から20度へ変更すると、年間で約1650円の電気代を節約できます。
 
寒さを感じるときは、風向きを下にして足元から温めるとよいかもしれません。サーキュレーターなどを活用して、部屋の空気を循環させることも有効です。また、フィルターの小まめな清掃も欠かせません。省エネポータルサイトによると、月1・2回の清掃で、フィルターが目詰まりしているエアコンに比べ年間で約990円の電気代を節約できます。冬の電気代が心配な人は、以上の対策を試してみるとよいでしょう。
 

電気代を賢く節約して暖かい部屋で過ごしましょう

外気温と設定温度の差が大きくなるため、冬はエアコンの電気代が高くなりがちです。ライフスタイルにあわせて使用する暖房を選択すると、電気代を節約できる可能性があります。
 
例えば、決まった場所で過ごす場合は、エアコンから電気毛布に切り替えると電気代を節約できます。エアコンを使用する場合は、設定温度やフィルターの目詰まりに注意することが大切です。これらに気をつければ、節電しつつ暖かい部屋で過ごせます。
 

出典

株式会社AlbaLink 高く売る不動産 冬の電気代の節約方法に関する意識調査
ライフネット生命保険株式会社 物価上昇に関するアンケート調査
株式会社一条工務店 冬の自宅内の寒さ・乾燥に関する意識調査 2023
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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