定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
今回は、定年退職を迎える方の平均貯蓄額をご紹介します。さらに退職金の相場もあわせて解説しますので、いくら貯蓄しておけばよいのかと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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60歳における平均貯蓄額
まずは、60歳における平均貯蓄額を見てみましょう。
プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社では、2023年に還暦を迎える方を対象に「2023年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」を実施しています。上記調査における還暦人(60歳)の平均貯蓄額は、3454万円とのことです。
さらに、貯蓄額の割合を表1にまとめました。
表1
| 貯蓄金額 | 割合 |
|---|---|
| 100万円未満 | 25.2% |
| 100万〜300万円未満 | 13.0% |
| 300万〜500万円未満 | 4.2% |
| 500万〜1000万円未満 | 11.8% |
| 1000万〜1500万円未満 | 10.1% |
| 1500万〜2000万円未満 | 2.9% |
| 2000万〜2500万円未満 | 6.9% |
| 2500万〜3000万円未満 | 1.2% |
| 3000万〜5000万円未満 | 7.6% |
| 5000万〜1億円未満 | 7.6% |
| 1億円以上 | 9.7% |
※プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社 「2023年の還暦人(かんれきびと)に関する調査」を基に筆者作成
表1より、60歳を迎える方の46%が、1000万以上の貯蓄を持っていることが分かりました。一方で、100万円未満しか貯蓄がない方は25.2%と、貯蓄額には大きな差があるといえるでしょう。
今回平均貯蓄額が3454万円と大きいのは、1億円以上の貯蓄額がある方の割合が9.7%と、比較的高い水準であるからといえます。

