更新日: 2024.10.10 家計の見直し
トイレットペーパーを「シングル」から「ダブル」に変えたら、1年でどれくらいコストは変わりますか?
今回は、トイレットペーパーの「シングル」と「ダブル」の特徴や、かかるコストの違いについて紹介します。トイレットペーパーを「シングル」と「ダブル」のどちらにしようか悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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トイレットペーパーの「シングル」と「ダブル」の違い
トイレットペーパーの「シングル」は巻かれている紙が1枚のタイプで、1ロール当たりの一般的な長さは50~60メートルです。対して「ダブル」は巻かれている紙が2枚であり、1ロール当たりの一般的な長さは25~30メートルで「シングル」のおよそ半分になります。
「シングル」は一度に多くの長さを使いしっかりと拭きたい方に向いており、「ダブル」は吸水性や肌ざわりにこだわりたい方におすすめです。
トイレットペーパーの平均使用量
一般社団法人 日本トイレ協会による「トイレットペーパーの使用量に対する調査」では、表1の結果が発表されています。
なお今回の調査では、シングルのトイレットペーパーを使用しています。
表1
大便 | 小便 | |
---|---|---|
男性 | 3.15メートル | ― |
女性 | 3.52メートル | 1.45メートル |
※一般社団法人 日本トイレ協会「トイレットペーパー、緊急時に備えて必要な分を必要な分だけ、計画的に備蓄しましょう」を基に筆者作成
※使用前後に便器を拭く量は含まないものとします。
男女ともに、1回のトイレ(大便)で使うトイレットペーパーの長さは平均3メートル以上です。
同調査内にある「一般的な1日のトイレの回数(大1回、小7回)」から、1ヶ月(30日と仮定)当たりのトイレットペーパー消費量を計算してみましょう。
4人家族(男性2人、女性2人)と仮定すると、「シングル(1ロール60メートル)」の場合は、1ヶ月で約17ロール消費することになります。「ダブル(1ロール30メートル)」は単純計算でシングルの2倍と考えると、1ヶ月で約34ロール消費する計算です。
なお、この計算は1ヶ月毎日家にいると仮定して計算をしているので、ロールの消費量は家にいる頻度や時間によって異なるものとします。
トイレットペーパーにかかるコスト
トイレットペーパーは、「シングル」も「ダブル」も同じブランドであれば、多くの場合で価格は同じのようです。製品によって多少の差はありますが、平均約400〜600円台となっています。
今回は12ロールで500円のトイレットペーパーを使用したと仮定して、4人家族の一般的な消費量でかかるコストを計算してみましょう。
「シングル」の場合は1ヶ月で約17ロール、1年間で約204ロール必要となり、かかるコストは約8500円です。一方「ダブル」の場合は1ヶ月で約34ロール、1年間で約408ロール必要となり、かかるコストは約1万7000円です。
同じ長さを使用すると仮定すると、1ロール当たりのメートル数が長い「シングル」の方がコストを抑えられます。「ダブル」を使用する際は、1回に使用する量を短くする意識をしないと、トイレットペーパーにかかるコストは高くなってしまうでしょう。
トイレットペーパーの「ダブル」を使用する際は使い過ぎに注意
トイレットペーパーを「シングル」から「ダブル」に変更した場合、同じ長さを使用するとコストは2倍になります。そのため、「ダブル」を使用する際は、使い過ぎに注意が必要です。
一方で「シングル」と「ダブル」ではそれぞれ特徴が異なるため、トイレットペーパーの使用感や好みを優先するのもいいでしょう。
出典
一般社団法人 日本トイレ協会 トイレットペーパー、緊急時に備えて必要な分を必要な分だけ、計画的に備蓄しましょう
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー