更新日: 2019.03.26 貯金

無謀でもなんでもない! 普通女子が1,000万円貯める方法

執筆者 : FPwoman

無謀でもなんでもない! 普通女子が1,000万円貯める方法
貯金1,000万円と聞くと、「そんなの私には無理!」と思ってしまうようなごく普通の収入の女性でも1,000万円貯められる方法があります。
 
お金を貯めるには、1.収入を増やす、2.支出を減らす、この二つが必要ですが、これらをうまく組み合わせて、夢の1,000万円貯金を実現させましょう! 実現の最初のステップは“今すぐ始める”です。さあ、今日から1,000万円に向けてスタートしましょう!
 
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執筆者:FPwoman(えふぴーうーまん)

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1,000万円までの道のりを決める

何かを実現するためには、必ずそこに行き着くまでの道のりを考える必要があります。
 
たとえば、毎月5万円貯金すれば、16年8カ月で1,000万円に到達します。毎月5万円なら「あれ? 私でもできそう」と思いませんか?16年~17年という年月が長いと感じるかもしれませんが、余裕が出てきたら貯金額を増やすなどすれば、期間はどんどん短くなります。
 
まずはこの“毎月5万円”からスタートしてみましょう。5万円が厳しいと思ったら3万円からスタートでも大丈夫です。
 
重要なことは、毎月給料から自動で引き落として貯金をする、いわゆる“先取り貯金”を設定することです。毎月5万円積み立てていけば、17年後には1,000万円貯まっていることが約束されるのです。
 
あとはこれからお話する様々な工夫と努力で、1,000万円到達までの期間を早めることに尽力しましょう!
 

支出を減らす「固定費の削減」

お金を貯める方法は、「収入を増やす」「支出を減らす」の二つとお伝えしましたが、まずは「支出を減らす」から見て行きましょう。
 
最も効果的なのが、毎月決まって出ていく固定費を削減することです。節約するのに効果的な三大固定費が「住居費」「保険料」「通信費」です。
 
これらの支出がいくらなのかをまずは把握しましょう。
 

住居費を減らす

家賃の支出が大きいと感じるなら、思い切って引っ越すのも手です。
 
引っ越しに100万円かかるとしても、家賃を3万円減らすことができれば、3年で回収できます。それ以降は引っ越す前よりも毎月3万円多く貯めることができるわけですから、1,000万円到達はだいぶ早くなりますね。
 
他にもシェアハウスに住む、実家から通うなどの選択によって大幅な削減が可能なのが住居費です。
 

保険料を見直す

独身の方であれば、生命保険には入らず、医療保険だけにするなどの選択があります。医療保険に関しても、高額療養費制度(※1)があるため、高額な保障はいりません。会社員であれば傷病手当金(※2)もあります。
 
保険は本来、手持ちのお金がない人が、急に大きな出費が発生した時に備えるものなので、ある程度の貯金ができてきたら、医療保険も必要ないかもしれません。
 
※1 医療費が高額になった場合、患者の負担を軽減するために、自己負担限度額を超えた分が払い戻される制度。
※2 健康保険の被保険者が病気やケガで会社を休んだ時に給料(標準報酬日額)の3分の2相当額が支給される。
 

通信費を減らす

通信費を1万円以上払っている人は、見直しを検討してみましょう。
 
三大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のスマートフォンを使っている人が格安スマホにすれば、月額料金が3,000円~5,000円程度安くできます。また、スマホと自宅の固定回線のセット割引きを利用するとさらに安くできます。
 
最初は面倒でも、効果が続く通信費を見直すことで、年間数万円から十数万円もの節約になることがあります。
 
格安スマホについてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
 

支出を減らす「変動費の削減」

次に、外食費やレジャー費、被服費など、毎月の出費が変動するものについて見て行きたいと思います。
 

外食費の節約

食費の節約で、最も効果があるのが外食費を減らすことです。外食を減らして自炊を心掛けるだけで、月数万円は節約することができます。どうしても外食をしたい時などは「ディナーをランチにする」、「お酒やドリンクは頼まない」など、工夫次第で安く済ませることができます。
 

レジャー費の節約

週末のお出かけなど、出先でケチケチしていては楽しさも半減してしまいます。せっかく遠出して遊びに来たのなら、節約など気にせず思いっきり楽しんだほうがよいでしょう。そこでレジャー費は、回数を減らすことで節約します。今まで毎週どこかに出かけていたのなら、2週間ごとにするなど、出掛けない週はお金のかからない楽しみ方を模索するとよいでしょう。
 
こうして楽しみを先延ばしにすることでさらに楽しみが増すこと請け合いです。
 

被服費の節約

洋服や雑貨などは、女性にとっては一番お金を掛けたいところですよね。しかしこうした出費が実は一番コントロールしやすい部分なのです。
 
「似たような服をよく買ってしまう」「数回着て、タンスの肥やしにしてしまう」「ブランドにこだわる」など、思い当たる人は、商品を手に取った時に「本当にこれが必要なのか」を自問する時間をおくとよいでしょう。できれば日を改めると冷静になれて確かな判断ができます。
 

収入を増やす

収入を増やすには、給料を上げる、副業をする、投資で増やす、不用品を売るなどがあります。
 
給料が上がれば一番いいですが、このご時世なかなか厳しいものがあります。そこで、資格手当などが支給される会社であれば、資格取得の勉強をしてみるなど、副業をするよりも効果がある場合があります。
 
一方で、副業を解禁している会社では、積極的に副業をしていかないと将来、本業だけの収入では厳しくなっていくケースもあります。
 
投資で増やす場合には、“余裕資金でやる”という原則を守りましょう。先取り貯金で300万円貯まるまでは手をつけないようにし、300万円以上になったら、その20%だけ積極的に増やす投資にまわしてみるという方法はありだと思います。
 
どんな方法であれ、収入を増やす努力は続けていきたいものです。
 

継続がすべて

1,000万円貯金プランの大前提は“先取り貯金”です。貯金を自動化して忘れてしまうことで80%くらい成功します。残りの20%は不測の事態です。継続できなかったり、途中で引き出してしまったりするケースです。そうならないためには、先取り貯金の額は無理のない金額にする必要があります。
 
そして、「支出を減らす」+「収入を増やす」工夫によって余裕が出てきたら、先取り貯金の額を増やしていきます。
 
時々通帳を見て、1,000万円までの経過を確認すると、節約をもっと頑張ろう、収入アップを図ろうなど、モチベーションの維持につながります。
 
いかがでしたか?
 
1,000万円という数字が現実的になってきたでしょうか。決して高収入である必要はなく、日々の努力で達成できる目標です。まずは先取り貯金の自動化からスタートしてみませんか?
 
Text:石倉 博子

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