更新日: 2024.10.10 働き方
生活費が月「25万円」必要ですが、夫の仕事は冬にストップするため収入がなくなります。どうしたらいいですか?
本記事では、冬の間だけ別の働き方をする際におすすめの仕事を紹介するとともに、冬に利用が増える暖房の節約術を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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期間を定めた働き方にはどのようなものがある?
冬の寒さが厳しくなる時期、職種や業種によっては仕事がなくなる人もいます。例えば、自営業の農家や漁師などが該当します。しかし、冬の期間も生活費やそのほかの出費はなくなりません。
冬以外の時期に稼いだ金額で冬を越せる場合もあれば、赤字になってしまう場合もあるでしょう。ここでは、冬の間だけできる別の仕事を紹介します。どのような仕事があるか知ることで、いざというときにすぐ行動に移せるようになるでしょう。
【冬限定】除雪の仕事内容
冬の寒さが厳しい地域限定ですが、期間を定めて行える仕事として除雪があります。除雪の仕事があるのは、12月から3月ごろまでが一般的です。その年によって雪の降り始める時期や量は異なるため、出勤できる回数は降雪量や頻度によって毎年変動します。除雪作業を行うのは、基本的に交通量の少ない夜から朝にかけてです。
除雪の仕事は主に、道路の除雪と商業施設の駐車場といった民間除雪の2種類に分けられます。道路の除雪を行うためには、該当の除雪車を運転できる免許が必要です。除雪に使われる車両の種類と必要な免許は以下のとおりです。
表1
除雪トラック | 大型免許 | 1年以上の大型自動車の運転経験 |
除雪グレーダ | 大型特殊免許(装輪式) | 2年以上の装輪式大型特殊自動車の運転経験 建設機械施工技士(3種)または技能講習修了 |
除雪ドーザ・ 除雪トラクターショベル |
大型特殊免許(装輪式) | 1年以上の装輪式大型特殊自動車の運転経験 建設機械施工技士(1種)または技能講習修了 |
大型ロータリー除雪車 | 大型特殊免許(装輪式) | 2年以上の装輪式大型特殊自動車の運転経験 |
小型ロータリー除雪車 | 小型特殊免許 | 2年以上の普通車または軽自動車の運転経験 |
小型除雪機 | 不要 | 1年以上の小型特殊運転免許相当以上の経験 |
※参考サイトを基に筆者作成
手作業で行う雪かきのバイトもあります。ある求人サイトを参考に見てみると、1500~3000円ほどの時給が多い傾向にあるようです。車の運転を要する雪かき作業のアルバイトの時給は、3000~6000円ほどと、手作業よりも金額がアップしていることが分かりました。
【通年】期間工の仕事内容
期間工とは、期間を定めて大手自動車メーカーや製造メーカーで働く工場作業員のことです。仕事内容は、自動車や航空機、機械工作、電子部品などさまざまで、主にオートメーション作業を担います。すでに決まっている製造ラインで作業を進めるのがメインのため、未経験者や初心者でも働きやすいのが特徴です。期間工の求人では、月収例が30万円前後での募集が多く見受けられます。
冬の間に心がけたい節約術
冬の時期に収入が減ってしまう可能性のある職種の方向けに、生活費を抑えるための節約術を紹介します。期間を定めた仕事についても、生活費が圧迫されてしまう場合もあります。出費を減らして余裕のある暮らしを送るためにも節約方法を身につけましょう。
ここでは、経済産業省 資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約」を基に、冬の間の節電方法についてご紹介します。
暖房をつけるときの工夫
●ドアや窓の開閉は少なくする
●床まで届く長いカーテン、厚手のカーテンを使用する
●サーキュレーターを使用し、暖かい空気を循環させる
●室外機の周りにものを置かない
暖房器具による暖かい空気は上に行こうとする性質があります。そのため、サーキュレーターで空気を循環させると、暖房の温度を上げなくとも足元までしっかり暖まるようになります。エアコンの設定温度を下げられれば節約につながるでしょう。
フィルターや室外機はこまめに掃除する
エアコンのフィルターや室外機にゴミやほこりがたまっていると、暖房効率が落ちてしまいます。そのため、2週間に一度ほど掃除機でフィルターのほこりを吸い取り、目詰まりを起こさないようにしましょう。
冬に仕事がなくなる場合は別の仕事を探したり生活費を節約したりするといい
冬に仕事が休業になる場合、収入源もなくなってしまうため、冬の間だけ別の仕事をするか、冬以外の時期に稼いだ収入でやりくりするかの選択を迫られます。冬の間だけ別の仕事をする場合におすすめなのが除雪作業や期間工です。また、生活費を抑える取り組みとしては、冬の間利用が増える暖房器具の使い方を意識するといいでしょう。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー