【LEDと蛍光灯の電気代比較】節約のため「LED」を使っていたけど、明るさが気になり「蛍光灯」に替えたい。電気代はどれくらい変わる?

配信日: 2024.03.22 更新日: 2024.10.10

この記事は約 3 分で読めます。
【LEDと蛍光灯の電気代比較】節約のため「LED」を使っていたけど、明るさが気になり「蛍光灯」に替えたい。電気代はどれくらい変わる?
蛍光灯に比べて、寿命が長いことで知られているLED電球は、照明器具にも多く使用されるようになりました。
 
なかには「節約のためにLED電球を使っていたが、明るすぎる気がして落ち着かないので、蛍光灯に替えたい」という方もいるかもしれません。そのようなときに気になるのが、蛍光灯に替えた場合の電気代でしょう。
 
本記事では、LED電球と蛍光灯の電気代にはどれくらいの差があるのかを、双方の特徴の比較とともに、ご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

LED電球と蛍光灯の電気代の違いは?

電気代は「消費電力(キロワット)×時間(アワー)×料金単価(円/キロワットアワー)」という計算式で求められます。
 
消費電力が7.4ワットのLED電球と11ワットの蛍光灯を例に挙げて、8時間・12時間・24時間使い続けた場合の電気代を比較したものを、表1にまとめました。料金単価は30円とし、ワットをキロワットに変換するために、1000で割って計算しています。
 
表1

消費電力量7.4ワットの
LED電球
消費電力量11ワットの
蛍光灯
8時間使用した場合 約1.8円 約2.6円
12時間使用した場合 約2.7円 約4円
24時間使用した場合 約5.3円 約7.9円

※筆者作成
 
1日8時間使用した場合、1ヶ月に換算すると約26円、1年だと約315円、LED電球のほうが電気代は安くなります。
 
同様に、1日12時間使用した場合は1ヶ月約39円、1年で約473円、24時間使用した場合は1ヶ月約78円、1年で約946円の差になります。
 

LED電球と蛍光灯の特徴を比較すると?

LED電球と蛍光灯の大きな違いは、寿命です。
 
経済産業省資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ2023年版」によると、同じ明るさのLED電球と蛍光灯を比較したときに、蛍光灯の寿命は6000~1万時間でした。一方LED電球は、寿命が4万時間とのことで、蛍光灯よりも長持ちすることが分かります。
 
また、LED電球は製品価格が高いというイメージを、抱いている方もいらっしゃると思います。
 
しかし近年は、LED電球の普及率も高まり、蛍光灯が「700~1200円」ほどであるのに対して、LED電球は「1000~3000円」と、価格差が小さくなってきているようです。
 
LED電球は、製品価格が多少高かったとしても、蛍光灯に比べて寿命が長いため、結果として、購入頻度が少なくて済むというメリットがあるでしょう。
 

快適に使用できるほうを選ぶことがおすすめ

LED電球と蛍光灯を比較すると、電気代や購入頻度の面では、LED電球のほうが優れているといえるでしょう。
 
しかし電気代については、24時間つけっぱなしにしたとしても、年間では1000円も変わらない程度であるため、それほど大きな差はないと考えてよいと思います。
 
「明るさが気になって、落ち着いて生活できない」という理由があるのであれば「電気代の節約になるから」という理由だけでLED電球を使い続けるよりも、蛍光灯に替えたほうがよいかもしれません。
 
いずれにしろ、その家に住む人が、快適に使用できるほうを選ぶことをおすすめします。
 

出典

東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C 従量電灯B 料金単価
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ 2023年版 省エネ家電・機器の上手な使い方・選び方 「電球」 Q蛍光ランプとLEDランプの違いはなんですか?(134ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集