更新日: 2024.10.10 その他家計

毎日「掃除機」で30分掃除しています。「ほうき」に変えたらどれくらい節約になりますか?

毎日「掃除機」で30分掃除しています。「ほうき」に変えたらどれくらい節約になりますか?
強い力で一気に掃除できる掃除機はとても便利ですが、用意する手間がかかることや電気代が気にかかる方もいらっしゃるかもしれません。
 
普段の生活でも頻回に行う掃除に、ほうきを使うことで、電気代を節約しながら部屋をきれいにすることが可能です。
 
本記事では、部屋の掃除にほうきを用いた場合と掃除機を使った場合を比べて、どれくらい節約になるか解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

掃除機を使用した場合との電気代の比較

毎日30分間掃除機を使用した場合と、ほうきを使用した場合について電気代を比較します。
 
毎日30分間掃除機を使用した場合の電気代を計算してみましょう。あるメーカーの電気掃除機を使用し、フルパワー(1150ワット)で掃除すると仮定します。電気料金は、以下の計算式で算出できます。
 
・1時間当たりの消費電力(キロワット)×使用時間(時間)×電気料金単価(円/キロワットアワー)
 
初めにワット数をキロワットに直す必要があるため、ワット数を1000で除さなければなりません。
この例でいうと、1.15キロワットです。
 
また、電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している目安単価の31円を使用します。それぞれの数値を当てはめた式は以下の通りです。
 
1.15キロワット×0.5時間×31円=17.8円
 
さらに1ヶ月続けた場合、534円となります。そのため、毎日の掃除をほうきへ変えることで月500円ほどの節約になることが分かります。
 

ほうきで掃除することのメリット

強い吸引力で一気に部屋のごみやほこりを除去できる掃除機は便利だと感じる方も多いでしょう。しかし、ほうきにもさまざまなメリットがあります。節電効果に加えて、ほうきで掃除することのメリットは以下の通りです。

●掃除の際に取り出して、コンセントに差す手間が省ける
●大きな音が発生しないため、使用する場所や時間帯を選ばない
●掃除機のノズルやヘッドが届きにくいところも掃除がしやすい

掃除機を用意する手間が気になる方や、掃除機の音が気になる方はほうきでの掃除を検討するとよいでしょう。また、掃除機を使う場合でも使用時間を減らしたり、パックの取り替えを行ったりすることで電気代を抑えることが可能です。
 
資源エネルギー庁の省エネポータルサイトによれば、掃除機を使う場合でも、あらかじめ片付けられるところは片付けておき、掃除機を使用する時間を1日1分抑えることで年間170円ほどの節約になることが示されています。また、パックの取り替えを適宜行えば年間50円の節約になります。
 
ご自分の生活スタイルに合わせて、掃除機とほうきを使い分けるのもよいでしょう。
 

ほうきでの掃除に変えると大きな節約効果がある

1回30分の掃除を掃除機からほうきに変えることで、1ヶ月当たり500円程度の節約になることが分かりました。
 
ほうきでの掃除はかえって手間になるように思いがちですが、掃除機よりも使うまでの手間が少なかったり、掃除機では届かない場所まで掃除できたりとメリットも多くあります。掃除機を使用した場合の電気代が気になる方は、ほうきの使用も検討してみるとよいでしょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集