空気清浄機を24時間つけっぱなしにします。電気代はどのくらいで節約方法はあるのでしょうか?
配信日: 2024.05.16 更新日: 2024.10.10
そこで本記事では、空気清浄機を24時間つけっぱなしにした場合の電気代や節約方法について詳しく解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
空気清浄機を24時間つけっぱなしにした場合の電気代の目安
空気清浄機(シャープ「空気清浄機FP-S120」)を24時間つけっぱなしにした場合の電気代の目安は、図表1の通りです。
図表1
運転モード | 1時間あたりの電気代 | 24時間(1日) あたりの電気代 |
1ヶ月(30日) あたりの電気代 |
---|---|---|---|
静音 | 約0.15円 | 約3.6円 | 約108円 |
中 | 約0.43円 | 約10.32円 | 約309.6円 |
強 | 約2.3円 | 約55.2円 | 約1656円 |
※シャープ株式会社「空気清浄機FP-S120 仕様 / 寸法」より筆者が作成
空気清浄機の電気代の計算式は、以下の通りです。
「空気清浄機の電気代=消費電力(kW)✕使用時間(h)✕電力量料金単価(円/kWh)」
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会によって定められた目安単価「31円/kWh」で計算すると、電気代は運転モードによって大きく異なります。一番電気代が低い静音モードだと、24時間つけっぱなしにしても1ヶ月あたりたった約108円しかかかりません。
一方、消費電力の多い強モードは、1ヶ月あたり約1656円となって他の運転モードより電気代が高めです。そのため、空気清浄機を24時間つけっぱなしにする場合には、強モードの使い過ぎには注意が必要です。
空気清浄機を24時間つけっぱなしにするメリット
空気清浄機を24時間つけっぱなしにする主なメリットは、浮遊している花粉やウイルス、1ミリメートル以下のハウスダストなどを継続的に除去することで空気をきれいに保つことができる点です。
特に花粉症がつらい時期は、多少の電気代がかかったとしても、空気清浄機を24時間稼働して常に部屋の中をきれいな状態にキープしたほうが、アレルギー症状は落ち着いて過ごしやすくなるでしょう。
空気清浄機を24時間つけっぱなしにするデメリット
空気清浄機を24時間つけっぱなしにする主なデメリットは、メンテナンスが必要になる点です。運転時間が長くなるほどフィルターが汚れやすくなるため、定期的に掃除をする手間がかかります。
また空気清浄機で使用されている集じんフィルターや脱臭フィルターは使用し続けていると寿命が短くなるため、5年・10年に一度など定期的に交換しないといけません。こうしたフィルターの掃除や交換が面倒な場合は、フィルターなしの空気清浄機を選ぶことをおすすめします。
空気清浄機の電気代を節約する方法
空気清浄機の電気代を節約する方法は、主に3つあります。1つ目は、部屋の広さに合った空気清浄機を選ぶことです。
空気清浄機には、それぞれ「適用床面積(日本電機工業会規格が定めた「30分できれいにできる広さの目安」)」があり、部屋の広さに適した空気清浄機を使用すれば短時間で部屋の空気をきれいにできるので、電気代の節約につながります。
2つ目は、定期的にフィルターの掃除をすることです。空気清浄機のフィルターがホコリやゴミで目詰まりを起こすと、空気清浄効果が落ちてしまい、無駄な電力を消費するようになってしまいます。そのため、空気清浄機のフィルターは2週間に一度のペースでメンテナンスをするのがおすすめです。
3つ目は、省エネモードを活用することです。省エネモードは消費電力を抑えて自動運転できるように設計されているため、電気代を安く済ませることができます。省エネモードのない空気清浄機の場合は、運転モードを「弱」や「静音」にすることで電気代を抑えられます。
空気清浄機は24時間つけっぱなしでも家計に響きにくい
空気清浄機を24時間つけっぱなしにした場合、電気代は運転モードによって1ヶ月あたり約108~約1656円となります。家計に大きな影響を与える金額ではないため、アレルギー症状がつらいときには、症状が楽になるように空気清浄機を24時間つけて室内の空気を常にきれいに保つほうがよい場合もあるでしょう。
また、空気清浄機の電気代を節約したい場合は、フィルターの定期的な掃除や省エネモードを使用する方法が有効です。電気代を節約しながら空気清浄機を上手に利用して、快適に過ごしましょう。
出典
シャープ株式会社 空気清浄機FP-S120 仕様 / 寸法
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Qカタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー