「電気代」が高くなりそうなので洗濯乾燥機の”乾燥”を使っていません。”乾燥”にかかる電気代はいくらですか?
配信日: 2024.05.16 更新日: 2024.10.10
乾燥までできれば洗濯ものを干す手間が省けるので時短にはなりますが、洗濯機は頻繁に使うものなので、なるべく上手に節約したいところです。
本記事では、ドラム式と縦型それぞれの洗濯機について、洗濯から乾燥までおこなった場合と、洗濯のみをおこなった場合の電気代を比較してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ドラム式洗濯機の電気代は?
洗濯機にかかる電気代は「消費電力量(ワットアワー)÷1000×電気代単価(円)」で求められるため、まずは消費電力量を調べる必要があります。
消費電力量は製品によって異なるので、メーカー公式ページの製品ページやカタログで確認しておきましょう。
あるドラム式洗濯機は、洗濯時の消費電力量が72ワットアワー、洗濯~乾燥まで行った場合は1130ワットアワーです。
「公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会」が新電気料金目安単価としている31円/キロワットアワーで電気代単価を計算すると、洗濯1回あたり、洗濯乾燥1回あたりにかかる電気代は以下のようになります。
●72ワットアワー÷1000×31円=2.2円
●1130ワットアワー÷1000×31円=35円
乾燥だけで32.8円の電気代がかかることが分かります。
縦型洗濯機の電気代は?
上記と同様に、縦型洗濯機の場合だと電気代がいくらになるか計算してみましょう。
ある縦型洗濯機の消費電力量は洗濯時で98ワットアワー、洗濯~乾燥で2170ワットアワーなので、以下のような計算になります。
●98ワットアワー÷1000×31円=3円
●2170ワットアワー÷1000×31円=67円
乾燥だけで64円の電気代がかかる計算です。
電力量の高い家電製品を同時に複数使用しないようにしましょう
電気代の基本料金によって、毎月使える電力量の上限が決まります。
洗濯から乾燥までおこなった場合、ほかの電力量の高い家電製品を同時に使用することで基本料金が高くなってしまうことが考えられます。
そのため、同じ時間帯に複数の家電製品を使用しないよう気をつけたほうがいいでしょう。
千葉県の公式ホームページでは、電化製品の消費電力について、IHクッキングヒーターや電子レンジ・アイロン・電気炊飯器などは電気使用量が大きくなりなると述べており、使用する時間帯には注意が必要です。
乾燥だけで1回につき60円以上の電気代がかかることもある
上記計算によると、洗濯乾燥機を使用した場合、1回の乾燥だけで、ドラム式の場合で32.8円、縦型だと64円の電気代がかかることが分かりました。ただし、消費電力や電気代は洗濯機によって異なるので注意が必要です。
洗濯だけにかかる電気代は2~3円と安いため、乾燥までおこなわずに節約するのもいいでしょう。
乾燥までおこなうのであれば、家全体の電気使用量が大きくなりすぎないよう、同時に複数の家電製品を使用しないよう注意が必要です。
出典
千葉県 環境活動支援課 ピークに賢くみんなで節電
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー