串揚げ食べ放題のお店で「牛肉」ばかり食べて元を取ろうとする彼氏…。「野菜」を選んだほうが元を取れるのではないですか?
配信日: 2024.05.30 更新日: 2024.10.10
本記事では、串揚げの食べ放題を例に、元を取るためには牛肉や野菜をどのくらい食べればよいのかを計算していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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串揚げ食べ放題の料金
串揚げ食べ放題で元を取るためには何をどのくらい食べればよいかを検証していくにあたって、今回は東京都にある串揚げ食べ放題のお店の料金設定を参考にします。
表1
ランチタイム(税込み) | ディナータイム(税込み) | |
---|---|---|
平日 | 1920円 | 2900円 |
土日・祝日 | 1980円 | 2970円 |
※筆者作成
串揚げ食べ放題で元を取るなら、最低でも1920円分以上の食事をとる必要があります。
牛肉の価格
今回、計算に使用するのは輸入の牛肉です。価格を調査し、1本あたり20グラム使用すると想定して、1本あたりの価格を算出します。なお、総務省統計局の2023年小売物価統計調査によると、輸入の牛肉100グラムあたりの価格は全国平均で345円です。
345円÷100g×20g=69円/本
牛肉の串揚げ1本あたりの原価は、およそ69円です。
1920~2970円÷69円/本=約28~44本
上記から、串揚げ食べ放題のお店で元を取るためには、約28~44本の牛肉の串揚げを食べる必要があることが分かります。平日ランチタイムの価格であれば、28本ほどで元が取れるため、牛肉の串揚げだけを集中して食べれば、元を取れる可能性があるでしょう。
野菜類の価格
今回、計算に使用する野菜は、アスパラガス・さつまいも・じゃがいも・レンコン・かぼちゃです。価格を調査し、1本あたり20グラム使用すると想定して、1本あたりの価格を算出します。
同じく総務省統計局の2023年小売物価統計調査によるとそれぞれの全国平均価格は、アスパラガスが1キログラムあたり2150円、さつまいもが1キログラムあたり631円、じゃがいもが1キログラムあたり401円、レンコンが1キログラムあたり1152円、かぼちゃが1キログラムあたり656円です。
アスパラガス:
2150円÷1000g×20g=43円/本
アスパラガスの串揚げ1本あたりの原価は、およそ43円です。
1920~2970円÷43円/本=約45~69本
元を取るためには、約45~69本のアスパラガスの串揚げを食べる必要があります。
さつまいも:
631円÷1000g×20g=約13円/本
さつまいもの串揚げ1本あたりの原価は、およそ13円です。
1920~2970円÷13円/本=約148~229本
元を取るためには、約148~229本のさつまいもの串揚げを食べる必要があります。
じゃがいも:
401円÷1000g×20g=約8円/本
じゃがいもの串揚げ1本あたりの原価は、およそ8円です。
1920~2970円÷8円/本=約240~372本
元を取るためには、約240~372本のじゃがいもの串揚げを食べる必要があります。
レンコン:
1152円÷1000g×20g=約23円/本
レンコンの串揚げ1本あたりの原価は、およそ23円です。
1920~2970円÷23円/本=約84~129本
元を取るためには、約84~129本のレンコンの串揚げを食べる必要があります。
かぼちゃ:
656円÷1000g×20g=約13円/本
かぼちゃの串揚げ1本あたりの原価は、およそ13円です。
1920~2970円÷13円/本=約148~229本
元を取るためには、約148~229本のかぼちゃの串揚げを食べる必要があります。
串1本20gで統一した場合、野菜類は牛肉よりも1本あたりの単価が安くなる傾向です。そのため、串揚げ食べ放題のお店で野菜類だけで元を取るためには、最低でも45本は食べる必要があります。
串揚げ食べ放題のお店で元を取るなら牛肉を選ぼう
今回、総務省統計局の小売物価統計調査の価格を原価として、串揚げ食べ放題で何本食べると元が取れるかを検証しました。実際に店舗が仕入れている食材の単価は異なる可能性があるため、あくまでも目安として把握しておきましょう。
今回検証した価格では牛肉を選ぶと元が取りやすいといえます。
出典
e-Stat 政府統計の総合窓口 小売物価統計調査/小売物価統計調査(動向編) 2023年 【04】「1201 牛肉」~「1341 鶏卵」
e-Stat 政府統計の総合窓口 小売物価統計調査/小売物価統計調査(動向編) 2023年 【05】「1401 キャベツ」~「1434 きゅうり」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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