更新日: 2024.06.24 その他家計

一人暮らしです。1人分の惣菜を買うのと自炊をするのとではどちらが安上がりでしょうか。

一人暮らしです。1人分の惣菜を買うのと自炊をするのとではどちらが安上がりでしょうか。
一人暮らしで節約のために自炊をしたいと思っていても、毎日だと面倒で断念してしまい、スーパーやコンビニなどで惣菜を買って、料理をする時間を省いている方も少なくないのではないでしょうか。そこで気になってくるのが、「惣菜を買う場合」と「自炊をする場合」の食費です。
 
今回は、「惣菜を買う場合」と「自炊をする場合」のどちらが安上がりなのかと、それぞれの費用を安く済ませるために工夫すべき点を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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「惣菜を買う場合」と「自炊をする場合」どっちが安い?

結論からいうと、惣菜を買う場合と自炊をする場合では、「どちらが安い」というよりも「どちらも安く済ませることができる」という回答が正しいでしょう。
 
独立行政法人農畜産業振興機構の「惣菜の消費動向調査の概要」によると、惣菜を1品買う場合の平均購入価格は「200円未満」の人が8割と最も多く、1回あたりの平均購入品目数では「2品目」の人が最も多く4割を占めていました。つまり、多くの方は1回あたり400円程度使うということになります。
 
仮に3食を全て惣菜で済ませるのであれば、1日に1200円の費用がかかり、1ヶ月(30日)で考えた場合は食費に3万6000円が必要です。つまり、この金額を下回ることができるのであれば、自炊の方がよいということです。
 
もっとも、惣菜を買う場合も自炊をする場合も工夫次第で節約は可能です。ここでは、「惣菜を買う場合の工夫すべきポイント」と「自炊をする場合の工夫すべきポイント」について詳しくみていきましょう。
 

惣菜を買う場合の工夫すべきポイント

惣菜を買う際は、割引シールが貼られる夕方から夜にかけての時間帯を狙い、できるだけ安く済ませるようにしましょう。急に雨が降ってきた日やその翌日は売れ残りが多く、値下げシールが普段よりも1~2時間早く貼られることがあります。
 
また、金曜日は他の曜日よりも早く貼られることが多いので覚えておきましょう。一方で、特売日やポイント10倍デーなどの特典がある日はシールが貼られにくいようです。逆に特売日の前日は値引きがされやすい傾向にあります。
 
また、惣菜売り場の弁当などは複数の主菜・副菜や主食が入っているため、単品で売られている惣菜よりも価格は高めです。なるべく弁当は避け、米や麺などの主食は自宅で用意するとよいでしょう。
 
スーパーやコンビニで惣菜を買う場合、会計の際にポイントカードを有効活用すると、費用を抑えることができます。最大限の節約をするために、いろんな工夫を取り入れてみましょう。
 

自炊をする場合の工夫すべきポイント

自炊をするときに押さえておきたいのは、食材選びです。節約が目的なので、できるだけ安くて日持ちする食材を選ぶようにしましょう。
 
紙媒体のチラシをもらわなくても、スマホでスーパーのお買い得品を手軽に確認できる場合があるので、特売日などをあらかじめチェックしておくとよいでしょう。
 
また、1週間を前半と後半に分けて食材を2回に分けてまとめ買いして、買い物に行く回数を減らすことで無駄遣いを防ぐことができます。もし途中で買い足す必要が出てきたとしても、足りないものだけを買いに行きましょう。
 
調理の際は、日持ちしない食材から使っていき、多めに買った食材で作り置きしておくとよいでしょう。
 
また、肉や魚などの生鮮食品は、冷凍保存しておけば、食材が腐ることを防げます。基本的には水気をしっかりと切ってから冷凍すると、冷凍前の食感や味と変わりはありません。食材を無駄にしてしまうと、かかった費用も無駄になってしまうので、自分ができる範囲で行いましょう。
 
まとめて作ることでガス代や水道代なども多少抑えることができるので、食費以外の支出も節約に繋がっていくのではないでしょうか。
 

いろんな工夫を組み合わせよう!

「惣菜を買う場合」も「自炊をする場合」も、少し工夫するだけで十分な節約が可能です。そのため、どちらか片方をずっと続けるのではなく、両方を組み合わせることをおすすめします。
 
とくに「自炊をする場合」は、忙しい日々を送っているとなかなか難しいものです。そんなときは無理をせず、スーパーやコンビニの惣菜を買って、心と体を休ませましょう。どちらにせよ、安く済ませたいのであれば、様々な工夫が必要です。
 

出典

独立行政法人農業産業振興機構 惣菜の消費動向調査の概要
特定非営利活動法人 神戸定住外国人支援センター ばいゆー スーパーでお得に買い物をするコツ
農林水産省 自炊のポイント
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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