更新日: 2024.10.10 その他家計

「汗をかいてないし毎日洗濯はもったいない」と言って同じ服を3日は着る夫。あまり節約になっていないのではないでしょうか?

「汗をかいてないし毎日洗濯はもったいない」と言って同じ服を3日は着る夫。あまり節約になっていないのではないでしょうか?
洗濯の頻度は各家庭によって異なりますが、なかには洗濯物の量を減らして洗濯回数を減らしたいと考える人もいるようです。例えば「汗をかいていないから大丈夫」と言って同じ服を3日も着る夫がいるとしたらどうでしょうか。洗濯頻度が減って節約になるかもしれませんが、汚れや臭いが気になる方もいるでしょう。
 
そこで今回は、一般的な家庭の洗濯頻度や、こまめに洗濯をした方がよい理由について調べてみました。洗濯機を使う際の省エネ術もご紹介しますので、参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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一般的な家庭の洗濯頻度はどれくらい?

暖かくなって汗をかく時期になると、洗濯の頻度も増えるものです。洗濯機を回す回数が多くなると、家事の手間や時間がかかるため、できれば頻度を減らしたいと考える人もいるでしょう。一般的な家庭が、どのくらいの頻度で洗濯をしているのか気になるかもしれません。
 
パナソニック株式会社が実施した「子育て家庭の洗濯に関するアンケート調査」によると、洗濯頻度についての回答は以下の通りです。

●1日3回以上:5%
●1日2回:20%
●1日1回:48%
●週に4~6日程度:13%
●週に2~3日程度:10%
●週に1日程度:2%
●それ以下:2%

※パナソニック調べ

同調査から、子育て家庭では4人に1人が1日に2回以上洗濯をしていることが分かります。1日1回の48%を加えると、毎日洗濯をしている家庭は73%です。
 

こまめに洗濯をした方がよい理由

家族構成によって、洗濯頻度は異なるでしょう。それでもこまめに洗濯した方がよいとする理由は、衣服を着ることでさまざまな汚れが付着する可能性があるためです。その汚れはおもに以下の2種類に分けられます。
 

・外からつく汚れ

空気中にあるちりやほこりが衣服に付着します。自動車の排気ガスや、タバコの煙なども外からつく汚れです。食事の際の食べこぼしや、雨の日には泥がつくこともあります。
 

・体からつく汚れ

暖かくなる季節は、汗が衣服につきます。下着や靴下など、肌に直接触れる衣服には、皮膚からあかや皮脂がつくでしょう。
 
自分では気づかなくても、衣服を着ることで上記のような汚れがついてしまいます。汚れをそのままにしておくと、衣服に嫌な臭いがついたり変色したりする場合があります。
 
衛生面でも、肌トラブルや病気を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。Tシャツや下着など、特に肌に直接触れる衣服は、使用するたびに洗濯することが基本であるといえます。
 

洗濯の頻度と水道光熱費の節約について

衣服と健康を守るためにも、こまめな洗濯は大切です。しかし洗濯物の量が減れば洗濯頻度も減って、水道光熱費の節約になると考える人もいるようです。
 
そこで洗濯物を減らすコツと、水道光熱費を節約するコツをご紹介します。
 

・洗濯物を減らすコツ

下着類やインナー類は、使用するたびに洗濯をする必要があります。しかしそれ以外の衣服は、ゴミやほこりを払うことで次回も着用できるかもしれません。毎回洗濯するものと、そうでない衣服を分けておくことで、洗濯物の量を減らして洗濯頻度を減らせるでしょう。
 

・洗濯物はまとめて洗う

「洗濯は毎日する」と決めるのではなく、まとめて洗うことで水道光熱費を節約できます。
 
経済産業省資源エネルギー庁によると、洗濯機の定格容量(洗濯・脱水容量:6キログラム)の4割を入れて洗濯するよりも、8割を入れて洗う回数を半分にした方が、年間で電気5.88キロワットアワーの省エネにつながり、電気代は約180円節約できるとのことです。水道に関しては年間で16.75立方メートルの節水になり、約4360円の節約になります。
 

洗濯はこまめに行うことが基本! 洗濯物の量を意識して節約しよう

衣服を着ると、外からおよび体からの汚れが付着し、臭いや変色、または病気を引き起こす可能性があります。衣服についた汚れを落とすために、こまめに洗濯をすることは大切です。
 
「汗をかいていない」とはいえ、体からあかや皮脂がつくため、特に肌に直接触れる衣服の場合は、着るたびに洗濯する方がよいといえます。水道光熱費の節約をしたい場合は、同じ服を何日も着て洗濯物を減らすのではなく、洗濯機の定格容量の8割程度が入るまで洗濯物をためて、まとめて洗うとよいでしょう。
 

出典

パナソニック株式会社 子育て家庭、4人に1人は洗濯頻度「1日に2回以上」 62%が「洗濯は家事の中で拘束時間が長いと感じる」、90%が「洗濯をやり直した経験がある」。『タイパ家事のプロ』が解説、タイパ家電で乾燥悩みから解放
経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 洗濯機
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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