スポーツジムでシャワーを済ませたら光熱費の「節約」になる?実際に計算してみた
配信日: 2024.07.14 更新日: 2024.10.10
今回はシャワー付きのスポーツジムで入浴を済ませた場合、どのくらいの節約効果につながるかをまとめました。あわせて、お風呂代わりに利用するメリットやデメリットもご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
シャワー付きのスポーツジムで入浴を済ませるとどのくらいの節約効果に期待できる?
スポーツジムに併設されているシャワーの利用によって期待できる節約効果は、ジムの会費によっても変わってきます。ジムの通い放題プランについて調べてみると、8000円~1万円程度で設定されているようです。
上記の料金にはシャワーの利用代金も含まれているため、運動とお風呂を済ませられる点は一石二鳥といえるでしょう。1回のシャワーにかかる光熱費について、今回は以下の条件で試算してみました。
・給湯器熱効率:80%
・水量:10リットル/分
・入浴時間:10分
・元の水温:15度
・給湯後の水温:40度
・ガスの基準単位料金:130.46円/立方メートル
・水道代:0.24円/リットル
・発熱量:1万750キロカロリー/立方メートル
※ガスの基準単位料金は東京ガス株式会社「ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)東京地区等 一般契約料金B表」を基に算出
※水道代の1リットル当たりの単価は東京都水道局「よくある質問 節水について」を基に算出
上記を基に計算すると、10分間シャワーを利用した場合のガス代は約37.9円、水道代は24円となりました。合計すると、1回のシャワーにかかる光熱費は約61.9円です。1ヶ月(30日と仮定)毎日1回シャワーに入ると想定した場合、月に約1858円の光熱費が必要となります。
スポーツジムでシャワーを済ませればその分の料金を節約でき、運動やトレーニングも兼ねられるのは魅力といえるでしょう。また、場合によっては電気代の節約効果にも期待できます。入浴中の照明や浴室乾燥・ドライヤー代なども加味すると、光熱費をよりおさえられるでしょう。
シャワー付きのスポーツジムをお風呂代わりに利用しても問題ない?
結論、シャワー付きのスポーツジムをお風呂代わりに使用しても問題ないと考えられるでしょう。通い放題で契約していると仮定した場合、会員であれば好きなタイミングでスポーツジムの施設を利用できるようです。
そのため、仮にシャワーだけのためにスポーツジムに行ったとしても、特に問題はないと想定できます。シャワーの利用代金も会費に含まれていることから、お風呂代わりに利用する行為を気にする必要はないでしょう。
シャワー付きのスポーツジムをお風呂代わりにするメリット・デメリット
シャワー付きのスポーツジムをお風呂代わりに利用するなら、メリットとデメリットを知っておきましょう。それぞれの内容について、詳しく解説します。
メリット
シャワー付きのスポーツジムをお風呂代わりに利用するメリットとして、健康を維持できる点があげられるでしょう。スポーツジムはそもそも運動をする目的の施設であるため、筋トレやランニングなど、さまざまな運動を行えます。
また、自宅の浴室を汚すことがないため、水回りの清掃をする手間がなくなるのもメリットです。最低限の清掃はマナーとして必要ですが、水あかや髪の毛など、細かい部分までの清掃は求められないと考えられます。
その他にも、スポーツジムによっては大きな浴槽やサウナなどがついている場合もあるようです。そのため、自宅で入浴するのに比べ、リラックスできる点もメリットといえるでしょう。
デメリット
シャワー付きのスポーツジムを利用するデメリットとして考えられるのは、利用するための手間や時間がかかる点です。施設まで足を運ばなければならないため、移動時間が発生するでしょう。
加えて、個室のシャワーでない場合は、知らない人と入浴しなければならない点もデメリットとしてあげられるでしょう。
ジムでは約1800円の光熱費が節約になるがそれ以上の月額がかかる場合が多い
スポーツジムの中には、シャワー設備を用意しているケースも少なくないようです。うまく活用すれば、月に1800円程度光熱費を節約できるかもしれません。
ただし、スポーツジムに通うには8000円から1万円程度が月額費用の目安となります。そのため、光熱費だけで元を取るのは難しいといえるでしょう。
出典
東京ガス株式会社 ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)東京地区等 一般契約料金B表
東京都水道局 よくある質問 節水について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー