最近暑くて毎日「21時から6時」までエアコンをつけています。9時間ずっと“つけっぱなし”だけど、電気代は1ヶ月でどのくらいかかるの?
配信日: 2024.07.13 更新日: 2024.10.10
そこで本記事では、夜間エアコンの冷房をつけっぱなしにしている日が1ヶ月続いた場合、電気代はいくらかかるのかを解説します。電気代を節約するための方法も紹介するので、エアコンの電気代が気になる人はぜひ参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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エアコンを毎日21時から6時までつけっぱなしにしたときの電気代
エアコンの冷房を寝ている間つけっぱなしにした場合、いくら電気代がかかるのかを計算してみましょう。1時間あたりのエアコンの電気代は、消費電力(キロワット)×電気代単価(円)で計算します。公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会によると、電力料金の目安単価は税込みで、31円/キロワットアワー(令和4年7月22日改定)です。
日立製作所のエアコン「RAS-X22M」を使用していると仮定すると、エアコンの冷房の消費電力は400ワット(0.4キロワット)となるため、1時間の電気代は以下のような計算式で求められます。
0.4キロワット×31円=12.4円
1時間あたり12.4円の電気代がかかります。
また、エアコンを21時から6時までの9時間使用すると、以下のようになります。
12.4円×9時間=111.6円
さらに、1ヶ月間暖房をつけっぱなしにした場合は、以下のように約3300円の電気代がかかることになります。
111.6円×30日=3348円
エアコンの電気代を節約するための方法
エアコンの電気代を少しでも節約するためにはどうしたらいいのでしょうか。日々の生活で簡単に実践できる節約術は以下の通りです。
・エアコンのフィルターを掃除する
・自動運転を活用する
・室外機の周りを空けておく
・遮熱カーテンをつける
それぞれについて、くわしく見ていきましょう。
エアコンのフィルターを掃除する
エアコン内のフィルターにほこりがたまっていると、空気の循環がうまくいかず余計な電力を使ってしまうため、電気代が高くなってしまいます。こまめにフィルターの掃除をして、エアコンの稼働をスムーズに促せるようにしておきましょう。
自動運転を活用する
エアコンの風量運転モードを「自動」に設定すると節約効果が期待できます。部屋が冷えるまでは強風、設定温度に近づいたら微風に変更する、といった細かな風量調整を自動で行ってくれます。
電気代がかかりそうだからといって風量を「弱」の設定にしてしまう人もいるかもしれませんが、かえってエアコンが効かず電気代がかかっている可能性があります。自動運転にすることで無駄な電力を抑え、不快な時間を短くできます。
室外機の周りを空けておく
室外機は、室内の暖かい空気を外に逃がす役割を担っています。エアコンをつけている際の室外機は放熱している状態のため、周りにものを置いたり、カバーで覆ったりすると熱が排出できず、エアコンが効きにくくなってしまう可能性があります。できるだけ室外機の周りにはものを置かず、熱を出すための場所を確保しておきましょう。
遮熱カーテンをつける
部屋に遮熱カーテンをつけることで、外気や日光の影響を受けにくくなり、部屋の冷房効率を高められます。遮熱機能のみならず、UVカットの紫外線対策も同時にできるカーテンなどもあるため、お店で確認してみるとよいでしょう。
上手に節約しながら暑い夏を乗り切ろう
エアコンの冷房機能は夏の時期には欠かせない家電ですが、電気代がかさむのを不安に感じる人も多いでしょう。しかし、使い方を工夫すれば効率よく電気代を節約することも可能です。エアコンを上手に使って、快適に暑い夏を乗り切りましょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 令和4年度事業報告
株式会社日立製作所 エアコンの電気代について知りたいです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー