更新日: 2024.07.12 その他家計

スーパーのカットフルーツの価格を知りたい!カットフルーツが環境に優しい理由って本当?

スーパーのカットフルーツの価格を知りたい!カットフルーツが環境に優しい理由って本当?
スーパーのカットフルーツはカットしていない状態のフルーツより値段が高いイメージがありますが、お得なフルーツはあるのでしょうか。
 
今回は、カットしていないフルーツとカットフルーツの値段を比較してどっちがお得なのか紹介します。また、環境に優しい理由についても合わせて紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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カットしていないフルーツとカットフルーツ、どっちがお得?

実際のところ、カットしていないものとカットしてあるものではどちらがお得に買えるのでしょうか。ここでは、「リンゴ」と「パイナップル」と「スイカ」の値段について見ていきましょう。
 

リンゴ

リンゴの全国平均相場は6月24日現在、1kg当たり523円で、トップバリュのカットされたリンゴは1パック60gで98円でした。カットされていないリンゴとカットされたリンゴの1g当たりの価格を表1にまとめました。
 
表1

カットされていないリンゴ カットされたリンゴ
1g当たりの価格 0.523円 1.633円

※「アグリネ」と「トップバリュ」を基に筆者が作成
 
1g当たりの価格を見てみると、カットされたリンゴの方が「1.11円」高い結果となりました。リンゴは1玉買った方がお得です。
 

パイナップル

パイナップルの全国平均相場は6月24日現在、1kg当たり316円で、トップバリュのカットされたパイナップルは1パック100gで158円でした。カットされていないパイナップルとカットされたパイナップルの1g当たりの価格を表2にまとめました。
 
表2

カットされていないパイナップル カットされたパイナップル
1g当たりの価格 0.316円 1.58円

※「アグリネ」と「トップバリュ」を基に筆者が作成
 
1g当たりの価格を見てみると、カットされたパイナップルの方が「1.264円」高い結果となりました。パイナップルは皮がかたくカットが大変なので、これくらいの差であれば、カットされたパイナップルを購入して手間を省いた方がいいともいえそうです。
 

スイカ

スイカの全国平均相場は6月24日現在、1kg当たり359円で、トップバリュのカットスイカは1パック250gで298円でした。カットされていないスイカとカットされたスイカの1g当たりの価格を表3にまとめました。
 
表3

カットされていないスイカ カットされたスイカ
1g当たりの価格 0.359円 1.192円

※「アグリネ」と「トップバリュ」を基に筆者が作成
 
1g当たりの価格を見てみると、カットされたスイカの方が「0.833円」高い結果となりました。スイカは1玉買った方がお得ですが、パイナップルと同様、カットするのが大変です。また、1玉だと食べきれない可能性もあるため、カットされたスイカを購入した方がいいかもしれません。
 

カットフルーツが環境に優しい理由

近年、SDGsに取り組むスーパーマーケットが増えてきているのではないでしょうか。
 
埼玉県を地盤とする「ヤオコー」では、スーパーマーケットの経営を通して、国の目標である「2030年温室効果ガス46%削減、2050年カーポンニュートラル」に向け、環境目標を設定しています。「ヤオコー」が取り組んでいることの一つは、食品リサイクルです。
 
「ヤオコー」では、カットフルーツとして商品化する過程で出た可食部の端材をドライフルーツとして商品化しています。SDGsでいうと12項目目の「つくる責任、つかう責任」に当たります。
 

カットフルーツは場面に応じて購入することで価値が出る

カットされていないフルーツとカットされたフルーツの価格差は、1g当たりに直すと1円前後でした。スイカはその大きさから断然1玉買った方がお得です。
 
ただし、1人暮らしだったり、家族の中で食べる人が少なかったりする場合は、スイカを1玉買うのは避けた方がいいでしょう。パイナップルやスイカは、量も多くカットがしにくいです。
 
「手間を省きたい」「果物を無駄にしたくない」という人には、カットフルーツの購入をおすすめします。特別な日などに買うと、ちょっとした贅沢感も味わえてよいのではないでしょうか。
 

出典

アグリネ リンゴの価格
トップバリュ おいしさそのままカットりんご
アグリネ パイナップルの価格
トップバリュ おいしさそのままカットパイン
アグリネ スイカの価格
トップバリュ カットフルーツスイカブロック
ヤオコー 環境 当社の取り組み 食品残渣削減
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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