20代後半婚活中の公務員です。年収600万で男性にも同程度を求めてしまいますが贅沢でしょうか?
配信日: 2024.07.12 更新日: 2024.10.10
そこで今回は、結婚相手に求めるものや理想の年収などを男女別で比較し解説します。年収に関しては実際の20〜30代の平均年収などのデータから、理想と現実の差についてもご紹介しますので、参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
結婚相手に求めるもの
内閣府の令和4年度の男女共同参画白書によると、男女別(20〜39歳独身)の結婚相手に求める・求めたことは以下の通りです。
1位:価値観が近い
2位:一緒にいて落ち着ける・気を遣わない
3位:一緒にいて楽しい
4位:容姿・ルックスに好感がもてる
5位:恋愛感情がある
1位:一緒にいて落ち着ける・気を遣わない
2位:価値観が近い
3位:一緒にいて楽しい
4位:満足いく経済力・年収
5位:金銭感覚が近い
1位〜3位までは順位は違えども、男女で「価値観が近い」「一緒にいて落ち着ける」「一緒にいて楽しい」という意見が上位であることが分かります。
一方、男性は外見に関しての意見もあげているのに対し、女性は年収や金銭感覚などお金の部分を求める意見が多い傾向にあるようです。
結婚相手に求める理想の年収
株式会社IBJが婚活中の男女に対して行った理想の年収や世帯年収に関するアンケート調査によると、最も割合の多かったパートナーに求める年収の条件は以下の通りです。
・男性が女性に求める年収の条件:〜500万円
・女性が男性に求める年収の条件:〜700万円
女性の方が、男性よりも200万円程度高い年収を条件としていることが分かります。
また、理想の世帯年収に関しては、男性は〜700万円、女性は〜1000万円と回答した方が最も多い結果となっています。男女で300万円の差があり、男性よりも女性の方がより多くの年収を求めている傾向にあるようです。
20〜30代の平均年収
結婚相手に求める理想の年収を把握したうえで、実際の20〜30代における平均年収も確認しておきましょう。国税庁の令和4年度民間給与実態統計調査によると、20〜30代の平均年収は表1の通りです。
表1
年齢 | 平均年収 | ||
---|---|---|---|
男性 | 女性 | 合計 | |
20〜24歳 | 291万4000円 | 252万6000円 | 272万5000円 |
25〜29歳 | 420万3000円 | 349万円 | 388万6000円 |
30〜34歳 | 485万2000円 | 338万3000円 | 424万5000円 |
35〜39歳 | 548万8000円 | 332万6000円 | 461万9000円 |
※国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を基に筆者作成
男性の場合は年齢が上がるにつれて平均年収も上昇傾向ですが、女性の場合は300万円前後の平均年収となっています。男女ともに前述した相手に求める理想の年収には届いていない現状があります。
ただし、平均年収を稼いでいる男性と女性が結婚した場合は、単純計算で世帯年収が500〜800万円程度となる可能性があるため、理想の世帯年収を満たすことはできるかもしれません。
自分と同等の年収を結婚相手に求めることは一般的な考え方の1つ
内閣府の調査で、男女にかかわらず「価値観が近い」ことを求める意見が多かったことから、価値観の相違は結婚生活を左右する重要なものとして考えられます。
特にお金の価値観は、結婚後も安定した生活を送るために優先度の高い項目となりえます。そのため、自分と同じくらいの年収を相手にも求めることは一般的な考え方であり、無理にハードルを下げなくてもよいでしょう。
出典
内閣府 男女共同参画局 男女共同参画白書 令和4年版 全体版
国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-
株式会社IBJ 理想の世帯年収に関する調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー