一人暮らしでガス代が1ヶ月5000円って高いですか? 手軽にできる節約法があれば教えてください。

配信日: 2024.07.17 更新日: 2024.10.10

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一人暮らしでガス代が1ヶ月5000円って高いですか? 手軽にできる節約法があれば教えてください。
一人暮らしの場合、ガス代は月額5000円前後が平均と言われています。しかし、地域や季節、生活スタイルによって差は大きく、5000円が高いと感じる人もいれば、安いと感じる人もいるでしょう。
 
そこで今回は、一人暮らしのガス代5000円が妥当かどうかということに加え、手軽にできる節約術について詳しくご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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一人暮らしのガス代

「家計調査 家計収支編」2024年1~3月期の1世帯当たり1カ月間の収入と支出によると、一人暮らしのガス代は3884円でした。ガスは寒い時期になると浴槽にお湯を溜めたり、暖房器具などをよく使ったり使用量が増えます。他の時期における一人暮らしのガス代の平均支出を調べたところ、表1の通りでした。
 
表1

時期 ガス代
2023年4~6月期 3304円
2023年7~9月期 2140円
2023年10~12月期 2358円
2024年1~3月期 3884円

表は家計調査 家計収支編を基に筆者作成
 
表1の結果からわかるのは、ガス代の支出は季節によって大きく変動するということです。寒い時期(例えば、2024年1~3月期)にはガス代が増え、温水や暖房器具の使用が多くなる傾向があります。一方で、暖かい時期(例えば、2023年7~9月期)にはガス代が減少する傾向が見られます。
 
ガスの使用量が増え、ガス代が多くなる時期でも約4000円程度のため、月に5000円のガス代は高い傾向にあるでしょう。
 

LPガスを使っていると都市ガスより高くなる

都市ガスとLPガス(液化石油ガス)の主な違いを4つ紹介します。

●原料
●供給方法
●性質
●料金

都市ガスは主にメタンを含む天然ガスや液化天然ガス(LNG)が使用されます。一方、LPガスはプロパンとブタンから成る液化石油ガス(LPG)が主な原料です。
 
都市ガスは地下のガス管を通じて直接家庭に供給されますが、LPガスはボンベに液化されて運搬・配送されます。都市ガスは空気よりも軽く、LPガスは空気よりも重いです。
 
プロパンガスは都市ガスに比べて、多くの場合毎月の費用が高くなる傾向があります。これは、地下のガス配管を使用せずガス会社がボンベを利用者宅まで運搬・設置し、定期的に取り替える必要があるためです。その結果、コストが上昇します。自宅のガス代が高い場合、LPガスの可能性もあるでしょう。
 

ガス代を抑えるための対策

ガス料金が平均よりも高いと感じたら、ガス料金を抑えるための対策を考えることが重要です。

●お湯を無駄に使わない
●キッチンのガスバーナーを定期的に掃除する
●ガスを使わない調理器具を活用する
●ガス会社を変更する

自分で取り組むことができる節約方法を詳しく見ていきましょう。
 

お湯を無駄に使わない

洗い物をする際にお湯を流し続けると、大量のガスが消費されます。汚れた食器は水に浸けておき、一度に洗うようにしましょう。これにより、汚れが落ちやすくなり、効率的に洗うことができます。
 

キッチンのガスバーナーを定期的に掃除する

ガスコンロの火が出る穴、つまり「バーナー」は、料理中の油はねや吹きこぼれにより、汚れが詰まりやすい部分です。同じガスの使用量でも、バーナーが汚れていると火力が弱くなります。定期的に掃除を行い、バーナーをきれいな状態に保つことが重要です。
 

ガスを使わない調理器具を活用する

ガスコンロ以外の調理器具を活用することも一つの方法です。例えば、IH調理器具や電子レンジを使うと、ガス代の節約につながります。
 

ガス会社を変更する

ガス料金はガス会社によって異なります。高い料金を設定している会社もあれば、安い料金を設定している会社もあります。
 

一人で5000円のガス代は高め/賢い節約術でガス代を下げる

一人暮らしのガス代5000円が妥当かどうかは、地域や季節、生活スタイルによって異なりますが、一般的にはやや高めの部類に入ります。ただし、季節によって使用量が変動するため、寒い時期には特にガス代が増える傾向にあります。
 
ガス代を抑えるためには、お湯の無駄使いを避ける、ガスを使わない調理器具を使用などの方法を行うことがポイントです。
 
また、ガス料金は会社によって異なるため、現在のガス会社と他社の料金を比較してみることをおすすめします。これらの情報を参考に、自分に合った節約方法を見つけて、快適な一人暮らしを送りましょう。
 

出典

e-Stat 家計調査 家計収支編
e-Stat 家計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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