ハンバーガーが大好きなわが子。塩分などが心配なので、手作りの物を食べさせていましたが、費用面で考えたら買った方が安上がりでしょうか?
配信日: 2024.07.23 更新日: 2024.10.10
とくに小さなお子様が口にするものの栄養は、親としては敏感になってしまうでしょう。今回は、健康のためにハンバーガーを手作りした場合のコストを計算します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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手作りハンバーガーのコストはどれくらい?
今回の計算にあたり、手作りハンバーガーのレシピは表1に記載のものを採用します。
表1
バンズ | 1個 |
牛豚合びき肉 | 125g |
レタス | 1枚 |
タマネギスライス | 1枚 |
トマト | 25g(1/8個) |
チェダーチーズスライス | 1枚 |
ピクルス | 1本 |
ソースおよび調味料 (塩・マスタード・ケチャップなど) |
適量 |
表はレシピサイトのハンバーガーのレシピを参考に筆者が作成
今回はチーズバーガーをベースに費用を算出しますが、作るハンバーガーの種類や使う材料のグレードによって、コストは大きく変動します。分量はあくまで参考程度である点にご注意ください。
ハンバーガーにかかる材料費
今回のレシピでハンバーガーを作る際、それぞれの材料を購入するためにかかるおおよその費用は、表2の通りです。なお、調味料は自宅にあるものを使うことを想定し、新たに購入しないものとします。
表2
バンズ | 179円(4個入り) |
牛豚合びき肉 | 272円(150g入り) |
レタス | 193円(1玉) |
赤タマネギ | 171円(4個入り) |
トマト | 99円(1個) |
チェダーチーズスライス | 264円(7枚入り) |
ピクルス | 159円(内容量40g) |
表はネットスーパーの価格を基に筆者が作成
ハンバーガーを作るのに材料を購入した場合にかかる費用は、1337円前後です。今回の購入分では材料が余るため、牛豚合いびき肉さえ追加購入すれば最大で4個は作れます。
また、上記の価格をレシピ分量に当てはめた場合のコストは、表3の通りです。
表3
バンズ | 44.75円 |
牛豚合びき肉 | 226.62円(小数点第2位以下切捨) |
レタス | 19.3円(レタス1玉300g、葉1枚30gと仮定) |
赤タマネギ | 6.41円(タマネギ1個200g、スライス30gと仮定、小数点第2位以下切捨) |
トマト | 21.78円(1個200g、スライス1枚44gと仮定) |
チェダーチーズスライス | 37.71円(小数点第2位以下切捨) |
ピクルス | 27.82円(1個7gと仮定、小数点第2位以下切捨) |
表は食品サイトの数値を基に筆者が作成
表3の費用を合計すると、ハンバーガー1個のコストは384.39円でした。ファストフードチェーンにおけるチーズバーガーの価格は200円〜280円程度のものが多いため、買うよりも手作りのほうが高コストであるとわかります。
手作りとファストフードで塩分はどれくらい違う?
なお、ファストフードチェーンのチーズバーガーの塩分はおよそ1.8g〜2.3gでした。
今回参照したレシピでは合いびき肉の下味に入る塩約1.2g(小さじ1/4程度)のほか、ソースのケチャップやマスタード・チェダーチーズ・ピクルス・バンズに含まれる塩分も合計すると、ファストフードのものと同程度もしくはそれ以上の塩分が含まれると予想されます。
塩分を気にしてハンバーガーを作る場合は、ピクルスを抜いたり、ソース量を減らしたりして工夫する必要があるでしょう。
ただし、ハンバーガーの塩分は、使用するレシピやご家庭に置いている調味料によって変動します。手作りである以上、塩分のコントロールは自由にできるため、健康を気にする場合は塩分控えめのレシピで作ってみてもよいでしょう。
ハンバーガーは買ったほうが安い
今回の検証で、ハンバーガーは買ったほうが安く済むことがわかりました。手作りハンバーガーの費用で一番高いのは合いびき肉です。仮に野菜の品数を減らしてもファストフードの価格に届かないため、コストを抑えるなら合いびき肉の価格に注目するとよいでしょう。
また、塩分に関しては大きな差があるとはいえないため、健康を気にする場合には、なんらかの工夫をして塩分量を抑える必要があります。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー