扇風機とエアコンの電気代はどれだけ違う? 「24時間点けっぱなし」にした場合の月額を比較!

配信日: 2024.07.24 更新日: 2024.10.10

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扇風機とエアコンの電気代はどれだけ違う? 「24時間点けっぱなし」にした場合の月額を比較!
夏になると気になるのが電気代です。近年は、夏になると猛暑や酷暑と呼ばれる高温の日が続くことも珍しくなくなりました。熱中症のリスクがあるため、できるだけエアコンを使用したほうがよいのですが、中には電気代が気になり「できる限り扇風機で乗り切りたい」と考える人もいるでしょう。
 
今回は扇風機とエアコンについて、24時間点けっぱなしにした場合の電気代を計算します。
FINANCIAL FIELD編集部

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扇風機とエアコンの電気代を比較

まずは、扇風機とエアコンを24時間つけた場合の電気代を計算します。なお、それぞれにかかる電気代を算出する式は「消費電力(kW)×使用時間×料金単価」です。
 
今回紹介するエアコンは、消費電力が600Wと仮定し、料金単価は31円で求めます。なお、料金単価の31円は「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」の定めている目安単価です。前述の計算式にあてはめると、24時間エアコンを点けっぱなしにした際の電気代は「0.6×24×31=約446円」となります。
 
次に扇風機にかかる電気代を計算します。扇風機の消費電力が35Wと仮定すると、「0.035×24×31=約26円」です。
 
以上を踏まえると、扇風機よりもエアコンの方が電気代がかかることが分かります。そのため、電気代を抑えることだけに注目すると扇風機の方が有利です。しかし、健康のことも考慮すると、どちらか一方だけを使用するのではなく、双方のメリットを加味したうえで使用したほうがよいでしょう。
 

エアコンのメリット

エアコンが持つ最大のメリットは、効率的に部屋を冷やせる点です。エアコンのタイプにより6畳や8畳など対応する広さが異なりますが、いずれもスイッチをつけるだけで部屋全体が涼しくなるため、快適性が高まります。とくに、35度を超える日は、エアコンがなければ快適に生活することが難しいでしょう。
 

扇風機のメリット

扇風機のメリットとしてまず挙げられるのは、電気代を抑えられる可能性がある点です。そこまで暑くない早朝や夜間などは、扇風機で電気代を抑えながら涼めることもあるでしょう。
 
さらに、扇風機はエアコンと比較して購入費用が抑えられる傾向がある点も魅力的です。エアコンの場合は安くても数万円の費用がかかりますが、扇風機は数千円程度から購入が可能です。
 

電気代だけでなく健康のリスクも考えよう

電気代を比較すると、扇風機の方が明らかに安いことが分かります。しかし、健康的に暑さを乗り切ることを考えると、扇風機のみでは難しいでしょう。
 

酷暑は命に関わる

冒頭で書いたとおり、ここ数年夏の気温は非常に高くなり、命に関わる暑さの日もみられます。そのため、扇風機だけで我慢していると熱中症にかかり、最悪の場合は命を落としてしまう可能性も考えられるでしょう。
 
とくに、子どもや高齢の方の場合、熱中症にかかるリスクが高くなることから、扇風機だけでなくエアコンも使うことが推奨されています。
 

合わせて知りたい!熱中症から身を守る方法

ここからは暑い夏に熱中症から身を守る方法を紹介します。どれもすぐに取り組めるものであるため、自分の命を守るためにも、暑くなってきたら取り入れてみましょう。
 

水分と塩分を意識的に補給

夏場は、水分と塩分を意識的に補給することが大切です。暑い室内にいる場合は、喉が渇いていなくてもこまめな水分補給を心がけましょう。ただ水を飲むだけでなく、塩分のあるものを一緒に口に含むとよいでしょう。
 

エアコンだけでなくすだれや扇風機の利用も

近年、猛暑や酷暑による熱中症リスクを加味してエアコンを使用することが推奨されています。ただし、エアコンだけを使用するよりも、すだれや扇風機などを併用した方が部屋全体の温度を効率よく下げられるといわれています。
 
また、近年高騰している電気代を考慮しても、すだれや扇風機を併用したほうがエアコンの稼働を抑えられる傾向があるため、節約になると考えられます。
 
例えば、室内の温度が上がりすぎないよう、直射日光が入りやすい窓にすだれを設置する、扇風機やサーキュレーターを使って涼しい風を室内に循環させるといった方法が有効です。エアコンのみ、扇風機のみといった使い方をせず、両方を組み合わせてより効率的に涼しくなる方法を試しましょう。
 

節約と健康はバランスよく

暑い夏でも電気代を節約するためにエアコンの稼働を減らそうと考える方もいます。しかし、どんなに暑くてもエアコンを使わずにいると、健康を損ねる恐れがあるため、注意が必要です。節約する際は「健康的に過ごせるか」という観点も意識しながら無理なく行いましょう。
 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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