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更新日: 2024.07.29 その他家計

60代独身です。節約のため「週3銭湯」と「毎日自宅でシャワー」ならどちらの方が水道代がお得ですか?

60代独身です。節約のため「週3銭湯」と「毎日自宅でシャワー」ならどちらの方が水道代がお得ですか?
日々生活するうえで、節約の努力をしている人は多いと思います。電気代・ガス代と並んで水道代は、生活費としてほぼ必ず発生する支出なので、節約には一定の効果があります。
 
入浴にかかる水道代で節約を行う場合、「週3銭湯」と「毎日自宅でシャワー」ではどちらのほうが節約になるのでしょうか。銭湯の料金と水道代を比較しながら解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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銭湯の料金

銭湯の料金は「物価統制令」により、都道府県ごとに統制額が設定されています。
 
銭湯の料金は統制額以上にできないようになっており、多くの銭湯が料金を統制額に設定しているので、銭湯の料金は同じ都道府県内であればほぼ一律です。参考として、全国の主要7都市が位置する都道府県の銭湯の料金を表1に記載します。
 
表1

都道府県 大人 中人 小人
東京都 550円 200円 100円
大阪府 520円 200円 100円
愛知県 500円 180円 100円
北海道 490円 150円 80円
宮城県 480円 160円 90円
広島県 480円 200円 100円
福岡県 480円 200円 100円

※筆者作成(2024年7月現在)
 

週3銭湯の料金と毎日自宅でシャワーの場合の水道料金の比較

東京都の銭湯の統制額は、12歳以上の大人で550円です。料金を統制額に設定している東京都の銭湯に週に3回行く場合、1650円の料金がかかります。そのため、週3回の銭湯の費用を1650円として、東京都の水道代と比較します。
 
東京都水道局が公表している東京23区の水道料金は、家庭の水道の多くで採用されている呼び径13mmで、基本料金が860円です。水道の使用量が5000リットルを超えた時点で、基本料金に加え従量料金として、使った分の水道代が上乗せされます。
 
呼び径13mmの水道における東京23区の従量料金は表2の通りです。
 
表2

    

基本料金
(5000リットル以下)
従量料金
6000~1万リットル 1万1000~2万リットル 2万1000~3万リットル
860円 1リットルにつき0.022円 1リットルにつき0.128円 1リットルにつき0.163円

※東京都水道局「水道料金・下水道料金の計算方法(23区)」を基に筆者作成
 
1ヶ月の水道の使用量が5000リットル以内に収まった場合は、基本料金の860円を上回ることはないので、週に3回銭湯に行くよりも、毎日自宅でシャワーを浴びたほうが確実にお得です。
 
しかし、同じく東京都水道局によると、世帯人員1人の1ヶ月あたりの平均使用水量は8100リットルであることが分かっています。毎日シャワーを浴びることで使う水量を、5000リットル以降の水道代の従量料金として計算すれば、基本料金との比較とは変わってきます。
 
東京都水道局によれば、シャワーを3分間流しっぱなしにした場合の水の使用量目安は約36リットルとのことです。1日でシャワーを使う時間を10分として計算すれば、1日で使うシャワーの水量は約120リットル、1週間で約840リットルです。
 
水の使用料が5000リットルを超えてからの水道の従量料金は、6000~1万リットルまでで、1リットルあたり0.022円です。1週間でシャワーに840リットル使った場合の水道代は約18.5円です。
 
週3回の銭湯代は1650円、毎日10分のシャワーでは約18.5円という結果になったので、水道代だけを考えた場合、毎日自宅で10分のシャワーのほうがかなり節約になります。
 

節約のためには銭湯ではなく自宅で入浴を

週に3回の銭湯の料金と毎日自宅で10分のシャワーの水道代を比較したところ、今回の試算ではシャワーのほうがはるかに費用が安いことが分かりました。実際はさらに下水道料金やガス代などもプラスされますが、節約のためには、銭湯ではなく自宅で入浴を行ったほうが効果的でしょう。
 
東京都の水道代は1ヶ月の水の使用量が5000リットル以内だと、基本料金の860円しかかかりません。水道代の節約として、水道の使用量を基本料金以内に抑える工夫をしてみてはいかがでしょうか。
 

出典

東京都水道局 手続き・料金 水道料金・下水道料金の計算方法(23区)
東京都水道局 よくある質問 もっと知りたい「水道」のこと
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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