【エアコンの電気代】実家のエアコンの効きが悪いです。年数が古いと効きが悪くなり、電気代は高くなりますか? 買い替えたほうが結果安くなるのでしょうか?

配信日: 2024.08.05 更新日: 2024.10.10

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【エアコンの電気代】実家のエアコンの効きが悪いです。年数が古いと効きが悪くなり、電気代は高くなりますか? 買い替えたほうが結果安くなるのでしょうか?
暑い夏場や冬の寒い季節にエアコンは欠かせませんが、つけっぱなしにすると電気代が気になります。特に、古いエアコンは電気代が高くなるとよく聞きます。
 
そこで本記事では、年数による効率低下と電気代との関係と、買い替えに伴うコストと長期的な節約効果について説明します。
FINANCIAL FIELD編集部

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古いエアコンの電気代はなぜ高いのか?

古いエアコンを使い続けていると電気代が高くなるというのは、なぜでしょうか。古いエアコンの電気代が高い理由として、以下が挙げられます。

●省エネ技術の精度向上
●本体のメンテナンス不足
●経年劣化による性能の低下

エアコンのフィルターやコンプレッサーなどは消耗品です。そのため、エアコンを使用するごとに劣化し、性能が低下して電気代が高くなる原因となります。
 
また、フィルターは特に定期的なメンテナンスが必要で、ホコリや汚れを取り除くための掃除を行うことが大切です。お掃除機能がついたエアコンは、自動でエアコン本体の掃除を行ってくれますが、古いエアコンやお掃除機能がないエアコンの場合、自分で掃除をしなければなりません。
 
一般財団法人家電製品協会によると、冷暖房兼用・壁掛け形・冷房能力2.8キロワットクラスのエアコンは、2012年の901キロワットアワー/年から2022年の768キロワットアワー/年に消費電力が削減されています。新しいエアコンには省エネ効果があり、10年前のエアコンと比較すると年間約15%もの節電効果があるとのことです。
 

エアコンを買い替えるタイミングはいつがいい?

古いエアコンの電気代が高いと分かっていても、エアコンを買い替えると大きな出費となるため、ためらうケースもあるでしょう。また、エアコンが壊れていないのであれば、壊れる直前までは使用したいと考える人もいるでしょう。
 
しかし、エアコンの寿命は約10年とされています。その理由は、エアコン下部などに貼られたシールに記載されている「設計上の標準使用期間」と、メーカーごとに最低保有期間が定められている「部品の最低保有期間」にあります。
 
エアコンごとに定められている期間を過ぎて修理依頼を行っても、交換できる部品がないことなどから、対応できない可能性が高いでしょう。また、経年劣化により発火やけがをする可能性があるともいわれています。標準使用期間や最低保有期間が10年を過ぎているのであれば、エアコンの買い替えをおすすめします。
 

エアコン買い替えによるコストは?

エアコンを買い替える場合、本体の価格以外にも費用がかかる点に注意が必要です。設置のための費用は、エアコンの付け替えなのか、新しく設置するのかなど工事内容によって変わります。

●古いエアコンの取り外し費用
●取り外したエアコンのリサイクル料
●古いエアコンの収集運搬費用
●新しいエアコンの設置費用
●新しいエアコンの本体費用

上記のように、主に古いエアコンの取り外し費用と新しいエアコンの設置費用がかかります。料金の目安は設置するエアコンの価格などにもよりますが、全て込みで最低7万円程度と考えておくとよいでしょう。
 
そのほか、設置する場所が高層階でエレベーターがない場合や、電源・電気容量・プラグの形状が異なる場合にも別途追加料金が必要です。
 
エアコンの買い替え費用をできるだけ安く抑えるためには、型落ちしたエアコンが出回る春(2~3月)と秋(10~11月)の買い替えがおすすめです。店舗によっても価格が違うこともあるため、しっかりと検討してから購入するようにしましょう。
 

エアコンの電気代を節約する方法

エアコンを買い替えるほかに、日々エアコンの電気代を節約するために取り組みたい方法があります。
 
特に、サーキュレーターや扇風機を併用する方法は空気を循環させて効率的に部屋を暖めたり冷やしたりできるため、効果的です。室内の温度にムラがなくなることで、エアコンの温度設定を変えずに済むため、必要以上に無駄に電気を使うことがありません。
 
また、風量設定を自動にしたりタイマー設定を活用したりして、エアコンを最も必要とする時間帯以外の稼働を抑えることで電気代を節約することが可能です。30分程度の短時間の外出であれば、エアコンを切って室内の温度を上げてしまうよりも、つけっぱなしにしたまま外出し、一定の温度を保ったほうが節電効果はあるといわれています。
 

古いエアコンの買い替えや節電対策に取り組もう

古いエアコンは最新のエアコンと比べると、本体の省エネ効果自体が低いため、寿命といわれる10年を超えていれば、買い替えを検討したほうがよいでしょう。また、日頃から自分でできる細かなメンテナンスや節電対策を行うことで、電気代を抑えることが可能なので、ぜひ取り組んでみましょう。
 

出典

一般財団法人家電製品協会 省エネ家電deスマートライフ 省エネ家電で温暖化防止 電気代を節約、最新エアコンへの買換えメリット
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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