自宅のリビングの電球を“LED”に変えようと思います。LED電球は「10年」持つと聞きましたが本当ですか?

配信日: 2024.08.06 更新日: 2024.10.10

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自宅のリビングの電球を“LED”に変えようと思います。LED電球は「10年」持つと聞きましたが本当ですか?
LED電球は、一般的な電球に比べて寿命が長いため、節約に効果的といわれています。
 
リビングは電気をつける機会も多く、電球が頻繁に切れると交換する手間やコストがかかります。LED電球は10年持つといわれていますが、実際にどれくらい節約できるのか気になる方もいるでしょう。
 
この記事では、一般電球とLED電球の電気代を比較しています。さらに、LED電球の特徴や寿命、年間どれくらいの節約が期待できるのかについてもまとめました。
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LED電球の特徴

LED電球は、白熱電球や蛍光灯などの一般電球に比べて、消費電力が小さいとの特徴があります。そのため、毎月の電気代を安くおさえられるでしょう。実際に環境省によると、一般電球よりも85%ほど消費電力をおさえられるとのデータが出ているのです。
 
ほかにも、一般電球と比較して以下の特徴があります。

・寿命が長い
 
・スイッチのオンオフに強い
 
・すぐに明るくなる
 
・虫が寄りにくい
 
・熱くなりにくい
 
・水銀を含んでおらず環境にやさしい

同じく環境省によれば、ランプ寿命は、一般電球と比べて約40倍長持ちし、約4万時間使用できるとのことです。一般電球が約1000時間なので、その分交換の手間を減らせるでしょう。
 

一般電球とLED電球の電気代を比較してみた

次は、一般電球とLED電球それぞれにかかる電気代を見てみましょう。
 
各電球の消費電力と1日6時間使用した際の電気代を表1にまとめました。なお電気代単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会による目安、31円/キロワットアワーを使用しています。
 
表1

 

消費電力 電気代
6時間当たり 月間 年間
白熱電球 54ワット 約10円 約300円 約3600円
LED電球 8ワット 約1.5円 約45円 約540円

※筆者作成
 
毎日6時間使用した場合、年間の電気代は約3000円の差が生じます。リビングの電球の数が2つであれば年間にかかる電気代は2倍となり、差額は6000円ほどです。
 
1日当たりの差額は数円~数十円でも、長い目で見ると電気代は大きな差になるでしょう。
 

一般電球とLED電球の交換頻度とコスパの違い

LED電球は白熱電球よりも寿命が長いため、交換頻度が少なくて済みます。ただし商品価格が高くなるため、結局どちらのコスパがよいのか疑問をお持ちの方もいるでしょう。
 
そこで、白熱電球とLED電球の費用と交換頻度を比較し、表2にまとめました。
 
表2

費用相場(1つ当たり) 交換頻度(1日6時間使用した場合)
白熱電球 150円前後 約5~6ヶ月
LED電球 2000円前後 約18~19年

※筆者作成
 
毎日6時間使用した場合、LED電球は約18年持つと想定できます。10年間だと1日11時間ほど使う計算です。
 
LED電球が約18年持つと想定した場合で、その間に白熱電球が何個必要かを計算してみましょう。1年間で白熱電球を2つ使うと仮定すると、18年間で約36個の電球が必要です。1つ150円だとすると、18年間で5400円かかります。
 
LED電球を2000円で購入したと仮定すると、3400円ほど安く済む計算です。
 
LED電球は1つ当たりの費用は高いですが、交換頻度に差があるため、トータルの費用は安くなることが分かりました。
 

LED電球なら1日11時間使っても10年ほど持つ可能性が高い

LED電球は白熱電球に比べて寿命が長く、およそ4万時間使用できるとされています。1日11時間ほどの使用であれば、約10年間持つといえるでしょう。
 
ただし商品や使用環境によって使用できる期間は異なりますので、あくまで目安としてください。
 
LED電球は寿命が長いだけでなく、消費電力も小さいため電気代の節約にも効果が期待できます。1つ当たりの価格は白熱電球よりも高いですが、交換頻度が少なくて済むためトータルコストも安く済むでしょう。
 

出典

環境省 デコ活 デコ活アクション こだわる楽しさ エコグッズ LED(ランプ・照明器具)
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電気料金の目安単価とは何ですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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