夜間のエアコンは「つけっぱなし」「タイマーで消す」どっちがいいの? 電気代もあわせて比較

配信日: 2024.08.11 更新日: 2024.10.10

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夜間のエアコンは「つけっぱなし」「タイマーで消す」どっちがいいの? 電気代もあわせて比較
「暑い夏の夜、エアコンをつけっぱなしにするべきか、タイマーで消すべきか悩む……」、「電気代が気になるけれど、快適な睡眠と熱中症対策を両立させたい!」。このような悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。
 
近年の猛暑は日中だけでなく夜間も続き、エアコンなしでは快適な睡眠を得ることが難しくなってきています。しかし、エアコンをつけっぱなしにすることで電気代がかさむのではないかと心配する人も多いでしょう。
 
本記事では、夜間のエアコン使用について「つけっぱなし」と「タイマーで消す」のどちらが良いかを、睡眠の質や熱中症対策、そして電気代の観点から比較します。さらに、エアコンの電気代を節約するための具体的な方法も紹介します。
 
最後まで読んで、エアコンの上手な使い方と節約術を理解し、夏の夜を快適に過ごすための参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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【夜間はエアコンつけっぱなしがおすすめ!】睡眠の質や夜間の熱中症対策にも効果的

「今年の夏は特に暑い!」毎年そう感じている人も多いのではないでしょうか。実際、夏の夜は暑くて寝苦しい日が続き、エアコンなしでは快適に眠れないことが増えています。そうした中、夜間のエアコン使用について「つけっぱなし」と「タイマーで消す」のどちらが良いかを考える際には、睡眠の質と熱中症対策を重視する必要があります。
 
熱帯夜の日には、エアコンをつけっぱなしにすることが推奨されています。理由としては、夜間でも熱中症を発症する可能性があり、また暑さで目が覚めてしまい、ぐっすり眠れないことが体調を崩す原因になるからです。エアコンをつけっぱなしにすることで、一定の涼しさを保ち、快適な睡眠環境を維持することができます。
 
その際には、エアコンの設定温度を28℃程度にしておくことで、電気代の増加を抑えつつ、適度な涼しさを保つことができます。湿度も50~60%程度に調整することで、熱中症リスクを減少させる効果が期待できます。
 

エアコンを毎日夜10時から朝7時までつけっぱなしにしたときの電気代はいくら?

エアコンをつけっぱなしにすることで快適な睡眠環境を保(たも)てる一方で、気になるのはやはり電気代でしょう。具体的な電気代を知ることで、つけっぱなしにするかタイマーで消すかを判断しやすくなります。
 
エアコンの電気代は、消費電力(キロワット)×電気代単価(円)で計算できます。
 
ここでは、パナソニック製のエアコン「CS-LX284D」(10畳の寝室を想定)を例に取り計算すると、冷房消費電力の目安が515ワット(0.515キロワット)で、電気代単価は全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円を使用すると、1時間の電気代は次の通りです。
 
0.515キロワット×31円=15.965円
 
これを夜10時から朝7時までの9時間使用すると、1日の電気代は次のようになります。
 
15.965円×9時間=143.685円
 
1ヶ月(30日)続けると、電気代は次の通りです。
 
143.685円×30円=4310.55円
 
この計算から、エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代は1ヶ月で約4310円です。適切な温度設定やほかの節約方法を取り入れることで、さらにコストを抑えることができます。
 

エアコンの電気代を節約するための効果的な方法とは?

エアコンの電気代を少しでも節約するためには、いくつかの工夫が必要です。簡単に実践できる節約術を紹介します。
 

エアコンのフィルターを掃除する

エアコン内のフィルターにほこりがたまっていると、空気の循環が悪くなり、余計な電力を消費します。フィルターを定期的に掃除することでエアコンの効率を上げ、電気代を節約することができます。
 

自動運転を活用する

エアコンの風量運転モードを「自動」に設定すると、部屋が冷えるまでは強風、設定温度に近づいたら微風に変更する、といった細かな風量調整を自動で行ってくれます。これにより、無駄な電力を抑えつつ快適な温度を保つことができます。
 

室外機の周りを空けておく

室外機の周りに物を置かないようにすることで、エアコンが効率よく動作し、電気代を抑えることができます。室外機は室内の熱を外に逃がす役割を担っているため、周囲に障害物がないようにすることが重要です。
 

遮熱カーテンをつける

遮熱カーテンを使用することで、外気や日光の影響を減らし、室内の温度を効果的に保つことができます。これにより、エアコンの冷房効率が向上し、電気代を節約することができます。
 

まとめ

夏の夜間にエアコンをつけっぱなしにするか、タイマーで消すかの選択は、睡眠の質や熱中症リスクを考慮する必要があります。つけっぱなしにすることで、快適な睡眠環境を保ち、熱中症を予防する効果が期待できます。
 
電気代が気になる場合でも、適切な節約術を取り入れることで、コストを抑えながらエアコンを使用することができます。エアコンのフィルター掃除や自動運転の活用、室外機周りの整理、遮熱カーテンの導入など、日々の生活で実践できる方法を取り入れて、暑い夏を快適に過ごしましょう。
 
エアコンを上手に使いこなし、睡眠の質を向上させつつ、電気代の節約も実現することで、健康と快適さを両立させることができます。本記事を参考に、あなたの夏の夜を快適に過ごすためのエアコン活用法を実践してみてください。
 

出典

Panasonic エオリア 2024年モデル LXシリーズ
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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