「室内の温度が下がり電気代の節約になる」と話題の緑のカーテンを設置しようと思っています。どの植物で作るのがおすすめですか?
配信日: 2024.08.15 更新日: 2024.10.10
そのため、何か植物を育てて緑のカーテンにしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。緑のカーテンは節電対策にも役立つといわれています。
本記事では、緑のカーテンがもたらす効果を紹介するとともに、おすすめの植物を紹介します。緑のカーテンを利用して、夏を快適に過ごしたい、電気代を節約したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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【節電につながる】緑のカーテンの効果
ここでは、緑のカーテンの効果を紹介します。緑のカーテンは、夏の暑さを和らげてくれるだけではなく、節電の効果もあります。
窓からの直射日光を防ぐ
緑のカーテンを設置すると、窓から入ってくる直射日光を防げます。直射日光を防ぐことで室内の温度は上がりにくくなります。
緑のカーテンは、太陽の熱エネルギーを約80%カットする遮蔽(しゃへい)効果があり、エアコンの効きがよくなるため節電対策としても効果的です。なお、すだれの遮蔽率が50~60%、高性能の遮蔽ガラスが55%ほどであることから、緑のカーテンの遮蔽効果がどれくらい大きいかが分かるでしょう。
建物周辺の表面温度を抑える
緑のカーテンは、直射日光による室内の温度上昇を防ぐだけではなく、建物周辺の表現温度を抑えることにも役立ちます。室内が暑く感じるのは、建物周辺の地面や壁などから放出される熱も原因の1つです。
地面や壁からの放射熱が室温以上に体感温度を上昇させるため、自宅の中にいても暑さを感じてしまいます。緑のカーテンによって建物周辺の表面温度が下がれば、放射熱の影響を抑えられるでしょう。
緑のカーテンにおすすめの植物
ここでは、緑のカーテンとしておすすめの植物を3つ紹介します。
育ったあときれいな花を観賞するのはもちろん、食べられるものもあるなど、種類によってさまざまな楽しみ方ができます。自分の目的にあった植物を選ぶとよいでしょう。
西洋アサガオ
西洋アサガオは、生育がよく緑のカーテンに適した植物です。1つの花径(かけい)に対して3~5つの花をつけます。丸い葉っぱと涼しげな空色の花が魅力で、暖かい地域では8月以降から霜が降りるころまで長く咲き続けることが特徴です。
長く楽しみながら緑のカーテンとして活用していくために、種がつかないよう花の咲きガラをこまめに取り除くようにしましょう。植えつけのあと、4~5節あたりで摘芯すると、各節から枝が伸びて多くの花を咲かせてくれます。
ゴーヤ
ゴーヤは病気や虫に強く、プランターと地植えのどちらでも育ちやすいため、植物を育てた経験が少ない初心者にもおすすめです。
ツルレイシとも呼ばれ、熱帯アジア原産の野菜であるゴーヤの果実には苦味成分が含まれており、食欲増進や夏バテ防止に役立つといわれています。豆腐や卵、豚肉などと一緒に炒める沖縄料理のゴーヤーチャンプルーに欠かせない野菜です。またゴーヤは漬物や酢の物にも利用できます。
ゴーヤは、実ができると重くなるため、ネットをしっかり張っておきましょう。花が咲いて15から20日ほどたち、果実の形が見られたら収穫しましょう。ゴーヤは生育が早いため、取り遅れると色がつき、すぐに果皮が裂けてしまいます。また収穫が遅れると株が疲れてしまうため、早めの収穫を心がけましょう。
きゅうり
曲がりの少ないイボなしきゅうりは、うどんこ病に大変強く、べと病にも強いため、作りやすい品種のきゅうりといえます。きゅうりはつる性の植物のため、ネットや支柱につるを巻きつけて育てます。きゅうりの実は、てりや甘み、香りがあり、サラダや浅漬けにおすすめです。
緑のカーテンは節電対策につながる
緑のカーテンは、直射日光が家の中に差し込むことを防いだり、建物周辺の表面温度を下げたりと、夏の暑さを和らげてくれる役割があります。
また同時にエアコンを始めとした冷房機器の使用量を抑えてくれるため、節電にもつながります。夏場は電気代が生活を圧迫しやすい時期です。緑のカーテンを利用して、節電しながら涼しい空間を作り出すのもよいでしょう。
出典
環境省 グリーンカーテンの涼しさのヒミツ | グリーンカーテンプロジェクト
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー