今度家族3グループで旅行に行くのですが「焼肉」に行くか「バーベキュー」をするかでもめています。どちらの方が安上がりでしょうか

配信日: 2024.08.18 更新日: 2024.10.10

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今度家族3グループで旅行に行くのですが「焼肉」に行くか「バーベキュー」をするかでもめています。どちらの方が安上がりでしょうか
大人数でお肉を食べる際、焼肉かバーベキューの2択で迷う方もいるのではないでしょうか。どちらも甲乙つけがたい魅力があるため、ときにはどちらにするかで揉めることもあるかもしれません。
 
このとき費用を気にしているのであれば、焼肉とバーベキューどちらが安上がりなのかをはっきりさせる必要があるでしょう。今回は、焼肉とバーベキューそれぞれにかかるコストを検証します。
FINANCIAL FIELD編集部

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焼肉とバーベキューの費用を検証

焼肉は外食ですが、バーベキューは外食というより自炊に近い形といえます。一般的に外食よりも自炊のほうが安上がりといわれますが、焼肉とバーベキューで比較した場合も同じことがいえるのでしょうか。焼肉とバーベキューにかかる費用を計算したうえで、両者を比較してみましょう。
 

焼肉の費用相場

一口に焼肉といっても、店舗や使う肉のグレードによって料金は大きく異なります。1人当たり数千円程度で済む店舗もあれば、数万円かかる店舗も珍しくありません。
 
焼肉店は基本的に「低価格店」「居酒屋風カジュアル店」「高級店」の3種類の業態が存在します。低価格店は主にファミリー層や若者がメインターゲットで、チェーン展開の食べ放題形式で経営しているところが一般的です。客単価は3000円前後といわれます。
 
カジュアル店は個人店とチェーン展開の両方が存在し、肉類のほかにもおつまみや食事のラインナップが豊富で、焼肉屋よりも居酒屋寄りのメニュー構成になのが特徴です。食べ放題ではなく単品注文やコース形式のものが多く、客単価はだいたい3000〜5000円といわれています。
 
高級店はブランド牛肉を使用し、付加価値の高い接客サービスを提供するタイプです。主にデートや接待といった大切なシーンで使われるケースが多く、客単価も5000円以上はします。
 
今回のケースでは「複数家族」という想定のため、カジュアル店や高級店ではなく低価格店に行くことが予想されます。そのため、今回のケースにおける焼肉の費用相場は、1人当たり3000円程度と思ってよいでしょう。
 

バーベキューの費用相場

店舗に行けばすぐに食事ができる焼肉とは違い、バーベキューの場合は食材の調達・場所の確保・調理まで自分たちで行わなければなりません。食材費は1人当たり2000円前後が相場といわれます。また、そのほかにも表1の費用が発生します。
 
表1

バーベキューコンロ 約3000円/1台
約500円/3kg
焼網 約200円/1枚
着火剤 約400円/1セット
バーナー 約2000円/1セット
調理備品類(トング、紙コップ等) 合計約1000円
バーベキュー施設の利用料 約500〜2000円
ドリンク 約300円/1人

表は参考サイトを基に筆者が作成
 
表1の金額はあくまでバーベキューを5人程度で開催した場合にかかる費用です。道具がない状態から新しく準備する場合は、それなりのランニングコストがかかる点に留意してください。
 
ただし、表1のうちバーベキューコンロから調理備品類までの項目に関しては、一度購入しておけば次回以降のバーベキューでも使えます。もし各家庭のうち誰かがバーベキューセットを持っているなら、食材費とバーベキュー施設の利用料、ドリンク代のみで済むでしょう。
 
また、バーベキュー施設の利用料も自宅の庭を使う場合は発生しません。そのため、バーベキューを開催する際に最も安く済むのは「自宅に庭があってバーベキューセットを所持している」というケースです。この場合、1人当たり2300円程度の費用で済む可能性があります。
 

焼肉とバーベキューは楽しむことが一番大切

焼肉に行った場合は1人当たりおよそ3000円、バーベキューの場合はおよそ2300円で、比較的バーベキューのほうが安く済むことが分かりました。
 
ただし、バーベキューを開催する場合、ゼロから道具類を準備したり、バーベキュー施設を利用するのであれば、さらにコストが上乗せされることを念頭に置かなければなりません。費用の面で焼肉とバーベキューを迷った場合は、バーベキューに必要な道具類や無料で使える場所が確保できるかで判断するとよいでしょう。
 

出典

独立行政法人中小企業基盤整備機構 焼肉店|業種別開業ガイド
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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