更新日: 2024.10.10 ライフプラン
31歳で未婚です。結婚を焦るべきでしょうか?年収は「800万円」あるので独身でも困らないのですが…
安定した収入があり、結婚しなくても経済的な不安が少ない場合、年齢を考慮して結婚を視野に入れて行動すべきか、それともこのまま独身生活を謳歌(おうか)すべきか迷うところです。
今回は、全国の未婚人数と未婚率について紹介します。結婚と独身生活の利点についても合わせて見ていきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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全国の未婚人数・未婚率
総務省統計局の「令和2年国勢調査」によると、30~34歳の未婚人数および未婚率は表1の通りです。
表1
総数 | 未婚人数 | 未婚率 | |
---|---|---|---|
男性 | 343万1250人 | 177万6898人 | 51.8% |
女性 | 328万2523人 | 126万5092人 | 38.5% |
計 | 671万3773人 | 304万1990人 | 45.3% |
出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」を基に筆者作成
30~34歳の男性の未婚率は「51.8%」、女性の未婚率は「38.5%」です。男性の方が女性より未婚の方が多いことが分かります。
結婚の利点
国立社会保障・人口問題研究所が令和3年に実施した「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」における「独身者調査」の結果によると、男性と女性それぞれが感じる結婚の利点について、割合の多かった上位4つは以下の通りです。
1位:精神的な安らぎの場が得られる(33.8%)
2位:自分の子どもや家族をもてる(31.1%)
3位:現在愛情を感じている人と暮らせる(14.9%)
4位:親を安心させたり周囲の期待にこたえられる(13.4%)
1位:自分の子どもや家族をもてる(39.4%)
2位:精神的な安らぎの場が得られる(25.3%)
3位:経済的に余裕がもてる(21.0%)
4位:親を安心させたり周囲の期待にこたえられる(18.0%)
結婚を焦るべきかどうかを判断する際には、結婚に対して上記をメリットと感じるかどうかも重要です。結婚は幸せな家庭を築くためのひとつの手段であり、必ずしも全員が同じ目的で結婚するわけではありません。
子どもを持つことを重視する場合や、パートナーとの共同生活を楽しむことを目的とする場合など、人それぞれの結婚観があります。自分が結婚に求めるものを明確にし、それが現在の生活や将来のプランと一致しているかを確認しましょう。
独身生活の利点
同調査によると、男性と女性それぞれが感じる独身生活の利点について、割合の多かった上位4つは以下の通りです。
1位:行動や生き方が自由(70.6%)
2位:家族を養う責任がなく、気楽(27.7%)
3位:金銭的に裕福(24.9%)
4位:友人などとの広い人間関係が保ちやすい(14.6%)
1位:行動や生き方が自由(78.7%)
2位:家族を養う責任がなく、気楽(24.1%)
3位:友人などとの広い人間関係が保ちやすい(20.6%)
4位:金銭的に裕福(16.2%)
結婚を焦るべきかどうかを判断する際には、現在の独身生活のメリットを考慮することも重要です。自由な時間の使い方、経済的な自立、趣味や仕事に集中できる環境など、独身生活には多くの魅力があります。
結婚によってこれらの自由が制約される可能性もゼロではないため、自分自身がどのようなライフスタイルを望むのかをよく考える必要があります。
最終的には自分自身の幸せを追求しよう
結婚を焦るべきかどうかは、個々の価値観やライフスタイルによるところが大きいです。総務省統計局の「令和2年国勢調査」によると、30~34歳の未婚率は45.3%と、31歳で未婚であることは決して珍しいことではありません。
経済的に安定しているならば、なおさら自分のペースで人生を進めることが可能でしょう。結婚には、経済的・精神的な安定や社会的な信用といった利点があげられますが、一方で独身生活には自由や充実感があります。
最終的には、自分がどのような人生を送りたいのかをしっかりと考え、自分にとって最適な選択をすることが重要です。焦らず、自分のペースで未来を見据えて幸せを追求しましょう。
出典
総務省統計局 令和2年国勢調査 人口等基本集計結果 結果の概要 III 配偶関係別人口 表III-2 配偶関係,年齢(5歳階級),男女別15歳以上人口(2020年)
国立社会保障・人口問題研究所ホームページ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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