節約のためと週1回のまとめ洗いをしていたら、一回の洗濯では匂いが落ちきらなくなってきました。毎日の洗濯にした場合、費用はどれだけ増えるでしょうか?

配信日: 2024.08.19 更新日: 2024.10.10

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節約のためと週1回のまとめ洗いをしていたら、一回の洗濯では匂いが落ちきらなくなってきました。毎日の洗濯にした場合、費用はどれだけ増えるでしょうか?
1日の洗濯物が少ないからまとめて洗っている方や、毎日洗濯する時間がなく、週末や休みの日を利用してまとめ洗いをしている方も多いのではないでしょうか。
 
本記事では、週1回のまとめ洗いから毎日の洗濯に変えた場合、水道代、電気代、洗剤代などを比較してどのくらい費用が増加するのかを解説します。また、匂い対策や効率的な洗濯方法についてもアドバイスするので、ぜひ参考にしてみてください。

FINANCIAL FIELD編集部

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洗濯機の電気代

まずは、洗濯機の電気代についてみていきましょう。本記事では、Panasonicの縦型洗濯機(NA-FA12V3)をモデルに解説します。
 
洗濯機の1回あたりの電気代は、製品ごとの消費電力量をもとに次の計算式で求められます。
 
・消費電力量(キロワットアワー)×電気代単価=1回の電気代目安
 
電気代単価は、公益社団法人「全国家庭電気製品公正取引協議会」によると、税込み31円/キロワットアワー(令和4年7月22日改定)です。この電気代単価をもとにモデルの消費電力量98ワットアワーで計算すると、0.098キロワットアワー×31円=約3円となります。
 

洗濯機の水道代

次に、洗濯機の水道代について解説します。洗濯機の1回あたりの水道代は、標準使用水量をもとに次の計算式で求められます。
 
・標準使用水量(リットル)×水道代単価=1回の水道代目安
 
水道代単価は、一般社団法人「日本電機工業会」の調査を基準とし、260円/立方メートル(水道料金136円/立方メートル、下水道使用料124円/立方メートル)が目安です。また、モデルの場合の標準使用水量は、定格洗濯時(おまかせコース)で150リットルとなっています。
 
それぞれを式に当てはめると、1回の水道代目安は0.15立方メートル×260円=約39円です。
 

毎日洗いとまとめ洗いを比較

1日分の少ない洗濯物を毎日洗った場合と、週1回のまとめ洗い(2回)をした場合で費用を比較してみましょう。
 
毎日洗った場合は、7回×(3円+39円)=294円です。一方で、まとめ洗いをした場合は、2回×(3円+39円)=84円です。毎日洗いとまとめ洗いとでは、200円ほどの費用の差があります。しかし、まとめ洗いの場合は、洗濯物の量によっては回数が増えることを考慮しましょう。
 
毎日洗いの場合は、まとめ洗いよりも回数が多くなりやすいため、洗濯用洗剤の使用量も増加します。また、柔軟剤や香り付け用のグッズの使用頻度も高くなるため、その分費用が増加する点に注意が必要です。
 

まとめ洗いは汚れや臭いが残りやすい?

家事に費やせる時間が少ないため、洗濯物を効率よく行いたい方も多いのではないでしょうか。また、電気代・水道代の高騰の影響もあり、できるだけ洗濯回数を減らすためにまとめ洗いを行って節約するケースも多く見られます。
 
しかし、まとめ洗いをする場合、汚れた衣服をそのまま放置しておくことになるため、臭いや汚れが落ちにくくなる恐れがあります。また、大量の洗濯物を一度に洗うことも臭いや汚れが残る原因となり、洗い直しをしなければならないことも少なくありません。
 
洗濯物の量や汚れの度合によってはその都度洗うことも考慮するとともに、まとめ洗い用や脱臭に強い洗剤などを利用するといった工夫が必要です。
 

まとめ洗いの注意点

まとめ洗いする際には、いくつかの注意点を把握しておきましょう。

●長期放置することによって、汚れが酸化したり、繊維の奥に入り込んだりする恐れがある
●汗を含んだ衣類は、臭いの原因となる菌が繁殖しやすい
●一度の洗濯量が多いと、しっかりと水に浸からない、うまく作動しないなどによって汚れが落ちにくくなる
●一度にまとめて洗濯した場合、干す場所を確保しておく必要がある

まとめ洗いをする際は、汚れがひどいものや汗を含んでいる衣類など、臭いや汚れが落ちにくくなるものを選別し、その都度洗うことも大切です。まとめて長期間放置した場合、まとめ洗いでは汚れや臭いがしっかりと落ちずに、洗い直しが必要になる恐れがあります。
 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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