妻から「寝るときはWi-Fiルーターの電源を切って」と言われました。24時間つけておくものではないのでしょうか?

配信日: 2024.08.22 更新日: 2024.10.10

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妻から「寝るときはWi-Fiルーターの電源を切って」と言われました。24時間つけておくものではないのでしょうか?
Wi-Fiルーターは現代の家庭にとって不可欠な家電製品ですが、24時間電源をつけっぱなしにすることが正しいのかどうなのか、意見が分かれるところです。
 
つけっぱなしにしておくことの利便性と、電源を切ることで得られる節電効果や機器の耐久性向上をてんびんにかける必要があります。
 
この記事では、Wi-Fiルーターをつけっぱなしにすることの問題点を解説しています。また、Wi-Fiルーターを1日24時間1年間使用した場合の電気代を実際に算出しています。
 
Wi-Fiルーターの買い替えや購入を検討している方は、参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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Wi-Fiルーターは使用していないときは電源を切ってもよいのか

節電のために使用していない家電製品のコンセントを抜いたり、電源を消したりする方もいるでしょう。
 
複数サイトによるとWi-Fiルーターの場合は、一般的に電源をつけっぱなしにすることを想定して作られているようです。
 
一度電源を消して再度電源を入れると、ネット回線にルーターがつながるまでに数分から数十分程度の時間がかかります。そのため帰宅後や朝などに行うとなると、不便を感じる可能性があるでしょう。
 
また、就寝時や外出時でも表1のようなことが行われていることがあります。
 
表1

スマホのアップデートなどで通信する スマート家電製品が通信する
・セキュリティのためのアップデート
・アプリの更新
・各種データのバックグラウンド通信
・ネットワークカメラ
・各種スマート家電製品
・スマートロック

※筆者作成
 
表1から、Wi-Fiルーターを使用していないと思っていても、家電製品が通信している可能性があることが分かります。
 
Wi-Fiルーターの電源を切っていたことで、アップデートが正常に完了できなかったり、スマート家電の機能が使えなかったりとデメリットのほうが多いといえるでしょう。
 

Wi-Fiルーターの年間の電気代

Wi-Fiルーターの電源を切ると、デメリットが多いということが分かりました。実際にどれほどの電気代がかかっているのか、気になる方もいるでしょう。
 
Wi-Fiルーターの消費電力は、最大で11ワット~11.5ワットが目安です。
 
今回は、消費電力が11ワット、1日24時間つけっぱなしで1年間使用、電気代単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円/キロワットアワーと仮定して、計算していきます。表2にまとめました。
 
表2

期間 1日あたり 1ヶ月あたり 1年あたり
電気代 約8円 約240円 約2880円

※筆者作成
 
各々の経済状況などによっても異なりますが、Wi-Fiルーターを1日24時間1年間つけっぱなしにしても、家計を圧迫するほど高額な電気代にはならない可能性があることが分かります。なお、Wi-Fiルーターの消費電力は製造会社や製品により異なり、電気代単価は変動がありますので、参考程度にしてください。
 

Wi-Fiルーターの電気代を節約する方法

電源を切る以外の方法で、Wi-Fiルーターにかかる電気代を節約する方法をご紹介します。以下にまとめました。

・節電機能がついているWi-Fiルーターを選ぶ
 
・低消費電力の機器を選ぶ

節電機能は必ずついているとは限らないので、ご自宅のWi-Fiルーターの説明書を確認しましょう。Wi-Fiルーターの買い替えや購入を検討している方は、参考にしてみてください。
 

Wi-Fiルーターはつけっぱなしを想定して作られていて、1年中つけっぱなしにしても電気代は約2900円である

複数サイトによると、Wi-Fiルーターは一般的に電源をつけっぱなしにすることを想定して作られていることが分かりました。
 
Wi-Fiルーターの電源を切っていたことで、スマホなどのアップデートが正常に完了できなかったり、スマート家電の機能が使えなかったりと、デメリットのほうが多い可能性があるといえるでしょう。
 
Wi-Fiルーターを1日24時間1年間つけっぱなしにしても電気代は年間で約2900円ですので、家計を圧迫するほど高額になる可能性は低いと考えられます。
 
電源を切る以外で節電できる方法は、節電機能がついている機器を選んだり、低消費電力の機器を選んだりすることです。Wi-Fiルーターの購入を検討している方は、参考にしてみてください。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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