更新日: 2024.10.10 その他家計
帰省の新幹線代が高すぎるため、深夜バスの利用を検討しています。深夜バスでも更に節約したい場合、どのようにすればよいでしょうか?
新幹線は移動が早く便利ですが、その分料金も高めに設定されています。もっとも、多少時間がかかっても節約したいという方は深夜バスの利用がおすすめです。この記事では、帰省にかかる費用と時間を比較しながら、効果的な節約方法を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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帰省にかかる費用と主な交通手段
「株式会社アスマーク」が2024年に全国の20~60代の男女を対象に行った、帰省に関するアンケート調査によると、帰省の交通手段として最も多いのが「車」で、「電車」「新幹線」「飛行機」「バス」と続きます。
また、株式会社ネクストビートが運営する子育て情報メディア「KIDSNA STYLE」が読者109名を対象に行った調査によれば、帰省にかかる費用として最も多いのが「5000円未満」で、「1万円~3万円未満」、「5万円~10万円未満」が続く結果となりました。
帰省にかかる費用に大きな違いが見られるのは、利用する交通手段が違うためです。例えば「5000円未満」と回答した人の中には、車を使用している人が多く、車以外の交通機関は、帰省する人数が多いほど交通費も高くなります。
新幹線や飛行機は移動が早く便利ですが多くの費用がかかるため、節約を意識してバスを利用する人が多いようです。
新幹線とバスの料金と移動時間の比較
交通情報提供サイトの「駅探」によると、2024年8月10日の東京~新大阪間の新幹線の料金は、「のぞみ」の指定席で1万5120円でした。一方、バス比較サイトの「バス比較なび」によれば、2024年8月10日の東京~大阪間の深夜バスの料金は、最安値で9100円でした。
二つの交通手段の料金を比較すれば、深夜バスは新幹線に比べてかなり安いことが分かります。しかし、移動にかかる時間は新幹線の「のぞみ」が約2時間半に対し、深夜バスは約8~9時間もかかるので、利便性では新幹線が大きく上回っています。
深夜バスと新幹線を安く乗る方法
深夜バスを安く乗るためには、特定の人を対象とした割引を積極的に活用しましょう。バス会社が提供する割引には、学生を対象とした学割や、一定の年齢以上の人を対象としたシニア割があります。これらの割引を利用するには、学生証や身分証を提示して年齢確認を行う必要があります。
また、乗車日より前に乗車券を購入することで割引を受けられる「早割」もお得です。早割には種類があり、「早割1」「早割7」「早割21」のように表記されています。記載された数字より前に購入することが早割を受けられる条件です。
帰省はお盆や正月にすることが多いですが、これらの交通機関の「繁忙期」を避けることも、安く乗車するコツです。
先ほど述べた「バス比較なび」の8月10日の深夜バス料金は、最安値で9100円でしたが、1週間後の8月17日には7300円(通常料金)にまで料金が下がっていました。帰省を1週間ずらすだけでも、大きな節約効果があることが分かります。
新幹線を利用する場合も、基本的には同じことがいえます。学割やシニア割を活用しつつ、利用者が集中するシーズンを避けるようにしましょう。
また、新幹線は東海道・山陽・九州新幹線を対象とした「スマートEX」や、同区間で年会費を払って利用する「エクスプレス予約」などのインターネット予約も節約に効果的です。インターネット予約なら、手続きが簡単で予約の変更や席の指定も手軽に行えるでしょう。
交通機関の利用はシーズンを避け割引を活用しよう
帰省には多くのお金がかかるため、節約したいのであれば深夜バスの利用がおすすめです。電車や新幹線、バスなどの公共交通機関には複数の割引があるため、乗車券を購入する際に確認するようにしましょう。
お盆やお正月などのシーズンは、交通機関の料金も高くなるので、帰省を1週間ずらすだけでも費用を安く抑えることができます。
出典
株式会社アスマーク 帰省に関するアンケート調査
株式会社ネクストビート KIDSNA STYLE 帰省にかかっている費用を調査。帰省費用を抑えるためにした工夫
駅探 新幹線の料金・時間 東京→新大阪
バス比較なび 東京発 → 大阪行き 高速バス・夜行バス
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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