エアコンの設定温度を下げずに「涼しく」感じられる方法2選!設定温度を1度上げた場合の「電気代」は?
配信日: 2024.08.28 更新日: 2024.10.10
今回はエアコンの設定温度を変えずに体感温度を下げる方法をまとめました。あわせて、エアコンの設定温度を1度上げた場合、どれくらい電気代に影響するかもご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
エアコンの冷房設定温度を1度上げるとどれくらい電気代に影響する?
環境省によれば、冷房時のエアコンの設定温度を1度上げた場合、消費電力量は13%ほどおさえられるようです。また、経済産業省資源エネルギー庁によると、以下の条件でエアコンの温度を1度上げた場合、年間で約940円の節約につながるとされていました。
●外気温:31度
●エアコンの消費電力:2.2キロワット
●使用時間:9時間/日
●変更前後の冷房設定温度:27度から28度
消費電力量でいうと30.24キロワットアワーの省エネにつながり、CO2削減量も14.8キログラムとなります。このことから、電気代を節約できるのはもちろん、環境にも配慮した行動といえるでしょう。
また、上記から反対にエアコンの冷房設定温度を1度下げると年間で1000円ほど電気代が高くなる可能性があることが分かるでしょう。ただし、実際には外気温やエアコンの消費電力などによって電気代は変動するため、あくまで目安です。
なお、冷房だけでなく暖房を使用する際も、1度設定温度を下げることで電気代の節約につながります。冷房の使用時に比べてより高い節約効果が期待できるため、夏冬問わず、エアコンの温度を調整するのは、効果的な電気代の節約方法といえるでしょう。
また、エアコンの使用時間を1時間短くすることでも、電気代の節約につながります。同じく経済産業省資源エネルギー庁によれば、設定温度28度の冷房を1日1時間短縮した場合、年間で約580円の節約効果が期待できるとされているため、外出時や就寝時など、タイマー機能を活用するとよいかもしれません。
エアコンの温度を変えずに体感温度を下げる方法
エアコンの温度を変えずに体感温度を下げる方法として、以下の2つをご紹介します。
●エアコンの風向きを変える
●扇風機やサーキュレーターを併用する
それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。
エアコンの風向きを変える
体感温度を下げる方法として、エアコンの風向きを変える方法があります。これは冷たい空気は下に、暖かい空気は上に行く性質を利用したものとなっており、室内温度のムラを少なくすることが目的です。
風向きを決める際は、床に対して少し上を向けるか水平に設定するとよいでしょう。冷たい空気を部屋の上部に送り込むことで、自然に冷たい空気が下に降りてくるようになり、体感温度を下げる効果に期待できます。
扇風機やサーキュレーターを併用する
エアコンから出た空気を室内全体へ送るために、扇風機やサーキュレーターを併用するのも効果的な方法です。特に部屋の隅や、エアコンのない部屋の体感温度を下げたいのであれば、実践したい方法といえます。
扇風機やサーキュレーターを置く際は、背面にエアコンの風が当たるようにしましょう。そうすればエアコンから吐き出された風を扇風機などが拡散し、部屋の隅々まで冷たい空気を送り届けられるはずです。
ただし、扇風機やサーキュレーターを利用する場合、電気代が発生することを忘れてはいけません。気になる場合は一度計算してみましょう。
体感温度を下げたい場合はエアコンの風向きの変更や扇風機・サーキュレーターの使用などの方法がある
エアコンを使用する場合、設定温度を変えなくても体感温度を下げられる方法はあります。例えば風向きにこだわったり、扇風機やサーキュレーターを併用したりすれば、設定温度はそのままでも、部屋全体へ冷たい空気を送り込めるでしょう。
なお、エアコンの電気代はモデルや外気温度などによっても変動します。そのため、まずは自分が使用しているエアコンの消費電力がどのくらいなのかも、あわせて確認してみてください。
出典
環境省 家庭部門のCO2排出実態統計調査 家庭のエネルギー事情を知る エアコンの使い方について
経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 エアコン
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー