更新日: 2024.10.10 その他家計

手洗いから「食洗機」に変えるだけで5人家族なら年間「2万3000円」節約できるって本当?使わない派が多い理由とは

手洗いから「食洗機」に変えるだけで5人家族なら年間「2万3000円」節約できるって本当?使わない派が多い理由とは
「食洗機は水をたくさん使いそう」「電気代がかかりそう」といったさまざまな理由で、食洗機の導入をしていない方もいるかもしれません。しかし、実際のところ食洗機のほうが手洗いよりもコストや時間がかからないことが分かっています。
 
そこで本記事では、食器を洗う場合、手洗いと食洗機のどちらがお得かシミュレーションを基に解説します。食洗機は気になっているけれど、導入を迷っているという方はぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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食洗機で洗うとどのくらい節約できる?

Panasonicのホームページでは、食器を手洗いした場合と食洗機で洗った場合の節約シミュレーションができます。本記事では、同居している家族が5人(本人を含む)の場合を想定して比較します。同ページでは、コストや使用水量、かかる時間の試算が可能です。なお、コストは電気代や水道代、洗剤代などを合わせたものです。
 
5人分の食器は、食器40点、小物20点と想定されます。この場合のシミュレーションは以下の通りです。
 

【コスト】

・手洗い1回当たり:約62.3円
・食洗機1回当たり:約30.5円
・約5人分の食器を毎日2回洗った場合、食洗機なら年間2万3100円の節約につながる可能性がある

 

【使用水量】

・手洗い1回当たり:約75リットル
・食洗機1回当たり:約9.9リットル
・約5人分の食器を毎日2回洗った場合、食洗機なら年間4万7523リットル分節水できる可能性がある
・1週間で約911リットル、約180リットルの湯船なら約5杯分節水できる可能性がある

 

【時間】

・手洗い1回当たり:約29分
・食洗機1回当たり:約4.3分
・約5人分の食器を毎日2回洗った場合、食洗機なら年間約299時間節約できる可能性がある

 
以上のように食洗機を使うほうが、時間もお金も節約になる可能性があることが分かります。しかし、食洗機を使わず手洗いをしたいという意見を聞いたことがある方もいるでしょう。次項では、食洗機を使わない・使いたくない理由を紹介します。
 

節約ができるのに食洗機を使わない理由は?

ある調査によれば、食洗機を使わない理由は以下の通りです。
 

・食洗機で洗ってもよい食器か考える、調べることが面倒だから
・手洗いよりもたくさん水を使うと思うから
・食事後は食器を洗って拭いて、食器棚に戻すまでの工程を全て終えてしまいたいから
・音がうるさいから

 
それぞれの理由はありますが、シミュレーションでは節水効果も示されています。また、食洗機を導入したからといって、必ずしも全てを食洗機で洗わなければならないわけではありません。食洗機で洗うことが不安な場合には、その食器だけ手洗いをする方法もあります。
 
シミュレーションも確認したうえで、手洗いと食洗機を併用すれば双方のメリットを得られる可能性があります。
 
食器を手洗いすれば、自分の裁量で水量や洗い方を決められます。しかし、手洗いで手荒れをしてしまったり、シミュレーションのようにコストや時間がかかったりするおそれもあります。
 
また導入前に、食洗機の性能や静音機能がついているかなどを確認することも大切です。
 

使わない派の意見は「食洗機で洗ってよいか分からないから」「水をたくさん使うと思うから」など

シミュレーションから、食洗機で食器を洗えば年間2万3000円の節約になる可能性があることが分かりました。さらに、今まで手洗いにかけていた時間を減らせたり、節水効果も得られたりといったメリットもあるといわれています。
 
しかし、導入にあたっては前項のように「食洗機で洗ってもよいか調べることが面倒」「電気代や水道代がかさむのでは?」というような不安や疑問もあるでしょう。手洗いにもメリットはありますが、食洗機を使えば節約効果を得ながら、自分の時間を増やせる可能性があります。
 
導入する機種によっても性能は異なるため、さまざまなメーカーのものを比較したり、機能についてよく確認したりすることも大切です。節約をしながら、余暇を増やしたいという方は食洗機の導入も検討してみましょう。
 

出典

Panasonic 手洗いVS食洗機 節約シミュレーション
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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