節約のために、トイレットペーパーを「ダブル」から「シングル」に変えました。どのくらい節約になっていますか?

配信日: 2024.08.29 更新日: 2024.10.10

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節約のために、トイレットペーパーを「ダブル」から「シングル」に変えました。どのくらい節約になっていますか?
物価高が続くなか、生活必需品ともいえるトイレットペーパーの値段も上がっています。
 
トイレットペーパーは「ダブル」と「シングル」があり、多くの場合「シングル」の方が長いといわれています。そのため、節約になるからと「シングル」を使っている方もいるでしょう。しかし、実際にどのくらい節約になるか疑問に思っている方もいるかもしれません。
 
本記事では、トイレットペーパーを「ダブル」から「シングル」に変えた場合、どのくらい節約になるかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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「シングル」と「ダブル」それぞれかかるコストを計算

一般社団法人日本トイレ協会によると、1回に使うトイレットペーパーの長さは平均0.8メートルとのことでした。そのため、トイレ1回に0.8メートル、1日のトイレの回数を大1回、小8回の計9回として計算してみます。
 
【シングルの場合】
あるメーカーのシングルタイプのトイレットペーパーは、1袋12ロール入りの6袋セットで、税込み5990円です。そのため1ロールあたりは約83円となります。
 
1ロールの長さは82.5メートルのため、0.8メートル使う場合には約103回使えます。1回あたりのコストは約0.8円となり、1日あたり約7.2円です。
 
【ダブルの場合】
同じメーカーのダブルタイプで比較します。値段は1袋12ロール入りの6袋セットで税込み5991円です。1ロールあたりは約83円と違いはありません。
 
しかし、長さがシングルよりも短く45メートルのため、シングルの半分ほどの約56回しか使えません。1回あたりのコストも約1.5円と少し高くなります。1日で計算すると、約13.5円です。
 
シングルとダブルでは毎日約6.3円の差となり、1ヶ月では約189円、年間では約2268円の差となります。同じ長さを使用するのであれば、シングルを使った方がコストが安く済む可能性があります。なお仕事や学校で外出する場合、外出先でトイレを使用するためコストは下がると考えられます。
 

トイレットペーパーを節約する方法

トイレットペーパーはシングルを使った方が節約になる可能性があることが分かりましたが、そのほかにも以下のポイントをおさえれば節約効果が期待できます。
 

・折りたたむことを意識し、巻き取る回数を減らす
・あらかじめ切ってたたんでおく
・温水洗浄便座のおしり洗浄機能を使い、汚れをあらかじめ落としておく
・家族にも使いすぎないように伝える

 
また、トイレットペーパーを巻き取る際に、想像しているよりも多く使っている可能性もあります。自分が1回にどのくらいの長さを使っているのか確かめてみるのもよいでしょう。シングルの場合でもダブルの場合でも、巻き取る回数が変わらない場合もあります。
 
ダブルとシングルでは肌触りや吸水性が違う場合もあり、シングルを使うことに抵抗がある方もいるかもしれません。シングルに変える際には、好みにあった種類・メーカーのものを選ぶことが大切です。
 

「ダブル」から「シングル」に変えれば年間約2268円お得になる可能性がある

ダブルとシングルでかかるコストの差は、1日あたり約6.3円です。そのため年間にすると約2268円の差になる可能性があることが分かりました。もし現在ダブルを使っている場合には、シングルにすることで節約効果を得られる場合があります。
 
しかし、トイレットペーパーの使用方法によってコストが上下する可能性があります。自分が1回にどのくらい使っているか、巻き取りすぎていないかなどを確認してみましょう。なお、家族がいる場合には、全員で意識することも大切です。
 
小さな積み重ねではありますが、今後も物価が上がることも懸念されます。身近なところから意識し、無駄を省いていきましょう。
 

出典

一般社団法人日本トイレ協会 トイレットペーパー、緊急時に備えて必要な分を必要な分だけ、計画的に備蓄しましょう
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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