更新日: 2024.10.10 その他家計
洗濯洗剤の「粉末」「液体」「ジェルボール」で1番コスパがよいのはどれ?1回あたりの洗濯にかかる費用を紹介
この記事では、これらの3種類の洗剤の1回あたりの費用を比較し、最も経済的な洗剤について解説しています。また、それぞれの特徴や使いやすさ、さらにコスパだけでなく使い分け方やそのほかの節約方法もご紹介します。
洗濯にかかる費用をおさえたいと考える方は、ぜひ参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「粉末」「液体」「ジェルボール」の1回あたりの費用を比較
さまざまな種類の洗剤が販売されていますが、「粉末」「液体」「ジェルボール」の3種類が一般的です。3種類のうち、どの洗剤が1回あたりの費用をおさえられるのか気になる方も多いでしょう。
そこで、1回あたりの費用を計算してみました。今回は、1回の洗濯で使用する水量を65リットルと仮定しています。「ジェルボール」は1個で65リットルの水量に対応しているので、1個使用したと仮定しています。表1にまとめました。
表1
1グラムあたり | 1回あたり | 価格相場(税込み) | |
---|---|---|---|
粉末 | 約0.6円 | 約34円 | 約495円/850グラム |
液体 | 約1円 | 約39円 | 約495円/575グラム |
ジェルボール | 約2円 | 約40円 | 約444円/197グラム |
※筆者作成
表1から、3種類の洗剤の中で「粉末」が1番コスパのよい洗剤といえるでしょう。
しかし、粉末タイプは1回あたりの費用がおさえられますが、すすぎの推奨回数が2回となっているため水道代がほかの洗剤よりかかる可能性があります。すすぎ1回に必要な水量の目安は、55リットルといわれています。水道単価が0.24円として、すすぎ1回にかかる水道代を計算すると約13円です。
すすぎ1回あたりの水道代は比較的安価に思えますが、毎回すすぎが1回多いとなると家計にも影響が出てくるでしょう。
「粉末」「液体」「ジェルボール」の使い分け
「粉末」「液体」「ジェルボール」の洗濯洗剤の中で、粉末が1番コスパがよいことが分かりました。それぞれの洗濯洗剤について、特徴を表2にまとめました。
表2
粉末 | ・漂白剤や柔軟剤の併用が可能 ・汚れがひどいときは、つけ置きが可能 ・洗浄力が高い ・洗剤の補充の手間がある ・洗剤が残りやすい ・冬場など洗剤が溶けにくい場合がある |
液体 | ・漂白剤や柔軟剤の併用が可能 ・汚れがひどいときは、つけ置きが可能 ・水に洗剤が溶けやすい ・洗剤の補充の手間がある ・洗浄力が「粉末」より劣る |
ジェルボール | ・漂白剤や柔軟剤の機能も含まれているため、追加で入れる必要はない ・洗剤成分が包まれた状態のため、つけ置きができない ・洗剤の補充の手間はほぼない |
※筆者作成
表2から、ジェルボールを使用すると普段の洗濯で必要な手間や時間が短縮できることが分かります。しかし、ジェルボールはつけ置きができない点と洗濯したい衣類が少ない場合は割高になる点がデメリットとしてあげられます。
普段の洗濯ではジェルボールを使用して、つけ置きが必要なときや洗濯したい衣類が少ないときは粉末や液体を使用するなど使い分けをするとよいでしょう。
そのほかの洗濯の節約方法
洗剤の種類を使い分ける以外でも、洗濯の費用をおさえることができます。以下にまとめました。
・衣類はまとめて洗う
・お風呂の残り湯を使用する
・節水型の洗濯機を使用する
・洗剤は適量で使用する
・すすぎは注水すすぎより、ためすすぎで行う
・重い衣類は洗濯機の下の方に入れる
・こまめにフィルターの掃除をする
・スピードコース・お急ぎコースなどの時間が短縮できるコースで洗濯する
・電気料金が安い時間帯に洗濯する
・なるべく自然乾燥で乾かす
洗濯にかかる費用をおさえたい方は、参考にしてみてください。
洗濯洗剤は「粉末」が1回あたりの洗剤の費用をおさえられる傾向にある
3種類の洗剤のそれぞれの1回あたりの費用は粉末が約34円、液体が約39円、ジェルボールが約40円ということが分かりました。3種類の洗剤の中で、粉末が最もコスパのよい洗剤といえるでしょう。
普段の洗濯ではジェルボールを使用し、つけ置きが必要なときや洗濯したい衣類が少ないときは粉末や液体を使用するなど、特徴にあわせて使い分けるのがおすすめです。
出典
独立行政法人水資源機構 水源情報・防災関連情報 家庭でできる節水の方法
経済産業省資源エネルギー庁 政策について省エネルギー・新エネルギー 省エネルギー政策について 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 洗濯機・掃除機
東京都水道局 くらしと水道 水の上手な使い方
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー