22歳一人暮らしです。お米が高いので夕食は「ほぼ麺類」にしていますが、栄養面は問題ないでしょうか?
配信日: 2024.08.31 更新日: 2024.10.10
例えば「節約のため夕食は麺類だけで済ませることが多い」という人の場合、栄養が偏る可能性があります。そこで、麺類にサラダをプラスして少しでも健康的な食事をとろうとした場合、食費はいくらぐらいかかるのか確認してみましょう。
本記事では、お米の代わりに夕食を麺類にした場合の費用比較や、麺類にコンビニサラダをプラスした場合にかかる食費についてご紹介するとともに、麺類とコンビニサラダでは不足しがちな栄養素についてもまとめました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
お米の代わりに夕食を麺類にした場合の費用比較
夕食をお米の代わりに麺類にした場合、1食につきどのくらい費用に差が出るのかを計算してみましょう。
例えば、10キログラム4000円のお米でご飯を炊く場合、お茶わん1杯あたり精米65グラムを使用したとすると、ご飯1杯は26円という計算になります。
次に、麺類の場合は種類がいろいろあるため、いくつか例を挙げてご紹介します。
【そうめん】
・300グラム387円(税込み):一人前を100グラムとした場合 129円
【焼きそば】
・3人前236円(税込み):一人前 約79円
【インスタントラーメン】
・5個パック577円(税込み):一人前 約115円
ご飯1杯分を26円とすると麺類の方が高くつくこともあるようですが、ご飯のお供をプラスするとさらに費用がかかるでしょう。
例えば納豆ご飯にした場合、3パック102円(税込み)の納豆を1パック使うとご飯とあわせて60円になります。おかずを1品用意すればさらに費用がかかるため、麺類のみで済ませた方が食費は安く済むかもしれません。
ただし、そうめんにめんつゆや薬味、焼きそばに野菜やお肉などを使うことを考えると、どちらが安く済むかは状況によって変わるでしょう。
「麺類+コンビニサラダ」にした場合の食費はいくら?
麺類だけでは栄養面で心配という人は、コンビニで買えるサラダをプラスしてみるといいでしょう。
例えば、そうめんに255円(税込み)のサラダをプラスした場合は384円(めんつゆは家にあるものを使用すると仮定します)、インスタントラーメンに225円(税込み)のサラダをプラスした場合は340円かかります。
総務省統計局の「2023年家計調査」によると、単身世帯の1年間の食費は55万6693円ということです。これを12ヶ月で割り、さらに3食・30日で割った場合、1食分の費用は約515円が目安になります。
3食とも約515円かかるとすると1週間の食費は1万815円になりますが、毎日夕食のみ麺類とサラダで300円程度におさえたとすると、1週間あたり9310円程度で済ませることが可能かもしれません。
「麺類+コンビニサラダ」で不足する栄養素
含まれる栄養素については、そうめんとコンビニのコーンサラダを例に挙げて紹介します。それぞれ、以下のような栄養素が含まれています。
【そうめん】
・たんぱく質
・脂質
・炭水化物
・ナトリウム
【コーンサラダ】
・たんぱく質
・脂質
・炭水化物
両方摂取してもカルシウムや鉄分などの栄養素が不足するおそれがあるため、ほかの食材も上手に取り入れながら栄養バランスのとれた食事を心がけることをおすすめします。
夕食をほぼ麺類にするなら不足しがちな栄養素を補うことが大切
一人暮らしをしていて食費を節約するために「夕食をほぼ麺類にしている」という場合、麺類だけでは栄養が偏るおそれがあります。
栄養不足が気になってコンビニのサラダをプラスしたとしても、鉄分やカルシウムなどの栄養素を摂取できない可能性があるため、注意が必要です。
麺類とコンビニサラダを購入すると単身世帯の1食分の目安より安く済む可能性はありますが、選び方によってはそれほど節約にならない場合もあるため、その点も踏まえたうえで、節約に効果的で栄養面でも心配のない献立を考えた方がいいでしょう。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2023年 第9表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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